kaitoさんと。 ページ44
引き続き同じリクエストです!
「…か、いとさん……」
「……」
「…あの、雷…怖くて…その、すみませんが……」
雷が鳴り響く夜は、決まって一緒に寝たがる夢主。
…本人いわく、子供っぽいから直したいらしいけど…
「…俺的には全然良いんだけどさ、そんなに直したい?」
「そっ、そりゃ…!直したいよ…雷のせいで寝れないなんて…!」
「良いって、俺の前ではそのままでも」
マウスを動かして、パソコンの電源を切る。
…そんな子供っぽいとこさえも好き、なんて…惚れた弱みだろうか。
「ほら、来いよ」
「…い、嫌なら部屋戻るよ…?嫌われるくらいなら我慢する…」
「嫌いになんかならねーよ。おいで?」
少しほっとしたのか、安心した顔で潜り込んでくる夢主。
大きく雷が鳴ると、ビクッと反応する彼女にギューってされる。
「大丈夫だって、大きかっただけ」
「…うん……」
「……早く寝よーな?」
「…kaitoくん」って小さく、聞こえてくる。
その声に耳をすまして、必死に聞き取る。
「…いつまで経っても、こんな子供でごめんね…今度…何か……埋め合わせ、する…から…」
途切れ途切れになっていく。…もう寝たのか?
気にする事ないのに。俺は役得とか思っちゃってるんだから。
「……じゃ、今度美味しいもの食べたせてな」
彼女の暖かい体温に眠くなり、目を閉じる。
(__おやすみ、どうかいい夢を)
75人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひな - 素敵すぎる、、、!! (2022年2月10日 15時) (レス) @page3 id: 2307367d48 (このIDを非表示/違反報告)
昏睡 - 素敵すぎます〜!もし良ければkaitoくんにめちゃめちゃ甘やかされる夢主ちゃんの話が見たいです! (2021年5月6日 7時) (レス) id: 302cb909c8 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - オメガバースって何ですか? (2021年3月25日 8時) (レス) id: b2dbb8d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
星空夢月(プロフ) - 蜜月猫さん» 分かりました!ご報告ありがとうございます! (2020年5月17日 22時) (レス) id: 335f3bf1dc (このIDを非表示/違反報告)
蜜月猫(プロフ) - YUIKAさん» いつもリクエストありがとうございます!続編の方でリクエスト書かせていただきますので報告だけしておきます!コメントありがとうございました! (2020年5月17日 15時) (レス) id: f1bcaa98c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蜜月猫 | 作成日時:2020年3月15日 1時