24話【主人公設定】(前編) ページ42
『う〜ん、
なんだか改まって自分の話をするのって緊張するんですよね。
なんか質問してくださいよ。それに答えますから。』
「じゃあ、きみの故郷ってどこにあるんだい？どうやってここにきたのさ。」
『ウオトリー村方面のずっと遥か向こうの海の上にあります。どこをどう通ってきたって言うのが正解なのかわからないんですよね。
迷路みたいな航路を正しく行かないとここにはたどり着けないんです。不思議な潮の流れがあるのかもしれないですね。ウオトリー村の方はここからある程度離れるとどうしても岸に流されるっておっしゃってましたし。』
「なにそれ、船かなにか出てるのかい？」
『出てますよ。私も途中まではそれに乗ってきて、ハイラルの漁船に乗せてもらってここまできました。』
リーバルはそれを聞くとこてん、と首を傾けた。
「でも君以外にハイリア人じゃない人種なんて見たことがないけど。船がでてるならもっといてもおかしくなさそうだよね。」
『あぁ、たしかにそうですね。ただ…、
……私たちが使っている地図上にある私の国を含む200ほどのすべての国は3年前に一度大地震によって全て崩壊していて、
ここ一年でやっと復興しはじめておちついて暮らせるようになったんです。
その200の国のうち、特に文明が発展していた国々…
私の国ではとくにそうでした。…は、神が強い力を持っているとは考える人はあまり多くありませんでした。
でも、文明が一度ほぼ全て崩されてしまった今、それぞれの宗派での信仰が深まりました。
そこで、最近発見されたこの土地は、文明が栄えていた三年前にも見つけられなかった土地として讃えられたり、恐れられたりするようになりました。
それにこの土地すごく不安定なペースでしか望遠鏡で見ることができないんです。長い時は半年くらい見れなかった時期もあったそうです。…きてみたら土地としては至極普通ですけどね。でもそれでみんな怖がって近付かないんです。
私も嫌がってる船長さんに無理やり頼んで結構近くまで連れてきてもらったんですけど……
そう考えたら私を受け渡すときに現地人をみているわけですから、そろそろ他に新しく人が入ってきてもいい頃合いですけどね。もしかしたらまた見えなくなっているのかもしれませんね。』
「ふぅん…
つまりこの土地は外から見ると急に消えることがあるからみんな怖がって近づかなくて、でも君は来たってことなんだ。」
『そういうことです！』
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おれんじ(プロフ) - リンクの口調もこだわりのひとつなので、そう言っていただけてとても嬉しいです…！！こちらこそ、素敵なコメントありがとうございます！たくさん読んでやってください(^^) (2022年8月17日 7時) (
レス) id: 6890ebcbdc (このIDを非表示/違反報告)
ナツメグ - リンクの口調がすごくしっくりきてめちゃくちゃ感動しました…！ゲームの中で喋っていないのに何故かとてもしっくりきたし、他のキャラクターの口調もゲームそのまんまで、テンションがすごく上がりました…！素晴らしい作品をありがとうございます！ (2022年8月14日 1時) (レス) @page14 id: 0329e434ac (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - 七竈さん» 嬉しいコメントありがとうございます！(^^)脳内再生嬉しいです！みんなとお喋りするつもりで楽しんでいってください(^^) (2022年5月10日 20時) (レス) id: 6890ebcbdc (このIDを非表示/違反報告)
七竈(プロフ) - キャラの口調がそのまま過ぎてキャラの声での脳内再生余裕で感動しました！ストーリーに惹き込まれてすっっっごく面白いです！！ (2022年5月10日 15時) (レス) @page50 id: 7180261b9c (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - まいまいさん» いやぁぁあ！めちゃくちゃ嬉しいです！読んでやってくださいませ！ (2021年3月19日 19時) (レス) id: 752c78450e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ | 作成日時：2020年8月30日 0時
