15話(中編) ページ26
と、横からぬっと手が伸びてきて青いボタンの一つを隠した。ん？急に暗くなったけど何かあったのかい？というウルボザの問いかけが聞こえてきて、ああそこがカメラだったのかと気付く。
「ま、そういう訳でAは明日僕が責任持って城まで送り届けるから。
心配かけてごめんよ。」
"ん？リーバル？なんだそこにいたんだね。
……ん？そこにいた？！
あんたたちいったいどういう…"
リーバルがそのまま通信を切ってしまい、ウルボザの声が途切れた。こんなに理屈のわからないものでここまで文明の発展に貢献できるなんて！いろいろ予定が合わなくてなかなか顔合わせができていないけれど、プルア様…ぜひともお話ししてみたい。
「キミさ…
やたらと彼と仲がいいよね。」
『………ん？誰ですか？』
リーバルは変に不機嫌そうに手に持った酒のラベルを見ながらそう言った。
「リンクだよ。あいつ普段そっけない態度のくせに、キミにだけはやたらと優しくないかい？
もしかして…、
キミのことが好きだったりして…」
『あぁ、いや、リンクさまが優しいのはだれにでもじゃないですか。現にひどい扱いされてるのにリーバルさまにだってすごく…』
「いやいや、そんなことないだろ！今回の件もすごく心配してるみたいだったし…」
『いやいや、それはリンクさまだけじゃなかったじゃないですか。
それに私、周りが勘付くレベルの好意を向けられて気づかないほど疎くは無いですよ。あれは絶対そういうんじゃないです。』
「じゃあなんだっていうのさ。」
『う〜ん……、
なんかどっちかっていうと…
ゼルダ様に対しての態度に似てる感じしません？』
「………？
どういう意味だい？」
『使命感？』
「…………………。」
『…………………。』
彼は手を顔に当てて大きなため息をついた。
「そっちのほうが自惚れてると思うなあ…。」
『その反応やめてください恥ずかしいじゃないですか！！』
酒を飲んで赤くなった頬がさらに赤くなるんじゃないかというくらい体が熱くなるのを感じながらそう言い返す。
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おれんじ(プロフ) - リンクの口調もこだわりのひとつなので、そう言っていただけてとても嬉しいです…！！こちらこそ、素敵なコメントありがとうございます！たくさん読んでやってください(^^) (2022年8月17日 7時) (
レス) id: 6890ebcbdc (このIDを非表示/違反報告)
ナツメグ - リンクの口調がすごくしっくりきてめちゃくちゃ感動しました…！ゲームの中で喋っていないのに何故かとてもしっくりきたし、他のキャラクターの口調もゲームそのまんまで、テンションがすごく上がりました…！素晴らしい作品をありがとうございます！ (2022年8月14日 1時) (レス) @page14 id: 0329e434ac (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - 七竈さん» 嬉しいコメントありがとうございます！(^^)脳内再生嬉しいです！みんなとお喋りするつもりで楽しんでいってください(^^) (2022年5月10日 20時) (レス) id: 6890ebcbdc (このIDを非表示/違反報告)
七竈(プロフ) - キャラの口調がそのまま過ぎてキャラの声での脳内再生余裕で感動しました！ストーリーに惹き込まれてすっっっごく面白いです！！ (2022年5月10日 15時) (レス) @page50 id: 7180261b9c (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - まいまいさん» いやぁぁあ！めちゃくちゃ嬉しいです！読んでやってくださいませ！ (2021年3月19日 19時) (レス) id: 752c78450e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ | 作成日時：2020年8月30日 0時
