°◇.8 ページ8
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ｻﾞｰ………
ｶﾁｬﾝ……ｷｭｯｷｭｯ、
和也｢……ん……、…？｣
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和也｢…A…？｣
｢あ、和さん。おはようございます。｣
和也｢おはよ…｣
他のメンバーさんがまだ熟睡な中、洋間からのそのそと起き上がって来る和さんを
洗い終わったお茶碗を乾いたタオルで吹きながら見つめる。
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｢すみません。起こしてしまって…もうすぐ終わるので、良かったらまた横になって下さい。｣
和也｢んーん、俺、いつも今ぐらいの時間には自然に起きるから。大丈夫。それより…全部やってくれたの？後片付け…｣
｢思ったより早く目が覚めたので…もしかしてダメでした…？｣
和也｢や、むしろ助かったよ。本当は招いたこっちがやるべきなのに…ありがとう。｣
｢いえ。昨日のほんの少しのお礼です。｣
蛇口を捻り、お湯を止める。
和也｢…それに俺、こういうの…｣
｢え…？｣
私が最後の1皿を吹き終えると、｢何でもない。…ちょっと外の空気吸お。｣と
和さんがベランダへと私を誘った。
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和也｢元気だった？｣
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眩しい朝陽が空に昇り、小鳥の囀りが耳を掠める。
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｢最近は課題に追われて大変ですけど…何とか生きてます。｣
和也｢大学の課題って鬼畜なんだろ？翔ちゃんから聞いた。場合によったら倒れそうになるって。｣
｢笑い事じゃありませんから！…リアルにそうなりかけてる子、近くにいます。｣
和也｢くはっ、嘘でしょ？(笑)｣
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和さんの笑い声が静寂な朝に響き渡る。
｢和さんは？元気ですか？｣
和也｢うん、ウサギちゃんに会えたから。もう元気100倍よ。｣
｢アンパンマンですか(笑)｣
和也｢実は副業でね。やってます。｣
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ただただ、たわいもない話を繰り広げ。
お互いの手のひらを重ね合わせる。
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和也｢今度はちゃんと2人きりで会うから。｣
｢…期待はそこそこにしておきますね。｣
和也｢(笑)…どこ行きたいか考えといてよ。｣
｢とか言って…家から出たくない癖に。｣
｢バレた？(笑)｣
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和也｢A。｣
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不意に男の人の声で名前を呼ばれ、
私の唇はあなたのそれにまんまと塞がれる。
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和也｢隙あり。｣
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煙草の匂いは、どちらかというと苦手。
でも今、あなたから漂う匂いは、好き。
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°◇.お鍋パーティー 【Fin.】
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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キミの夢を見ていた
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