°◇密恋モーメント◇°《Kazu》-after ward- (ページ37)

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°◇.2 ページ37

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雅紀｢でもさ、…本当に良かったよね。ニノがウサギちゃんと付き合えて。｣

未だ、ドアを見据えていた相葉くんが、俺達に視線を戻す。

俺も新聞の経済面を開いたまま、…3人の目を見て、耳を傾ける。

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智｢うんうん。あんなに帰るのが楽しみなニノを見れるのはAちゃんのおかげだしね。見てるこっちまでホコホコすっし。｣

雅紀｢ね、今までだったら『家に帰ってもゲームしかすること無いんで』って、ギリギリまでここにいたのにさ！ウサギちゃんパワー、半端ないよ！｣

潤｢仕事への活力が上がってるのもひとえに、Aちゃんの存在があるからなんだろうな。この前のコンサートがその1例だと思う。｣

雅紀｢分かる！松潤もプロデューサーとして嬉しいんじゃない？ニノのソロの作りがいがある的な！｣

潤｢プロデューサーって(笑)作りがいがあるのははみんな一緒だよ。ニノに限らない。…まあ、若干動かしたいとは思うけどね。｣

翔｢俺達より気持ち、激しめに？(笑)｣

潤｢そう(笑)｣

智｢うわ～、松潤が悪い顔してる。しかも濃い。｣

潤｢…大野さん？｣

智｢はい、すみませんでした。｣

翔｢…(笑)｣

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松潤が淹れてくれたコーヒーに口を付ける。コーヒー豆の香ばしい香りが、鼻いっぱいに広がる。

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雅紀｢今頃、ニノとウサギちゃん。何してるかなぁ。イチャイチャしてるかなぁ。｣

潤｢多分、吉田さんとこで味噌ラーメンでも食べてるんじゃない？イチャイチャは知らねーけど(笑)｣

智｢今度、尾行してみっかな。顎しゃくらせて。｣

翔｢止めなって。ニノに絶対、怒られるから。それにその変装、成功してると思ってんの智くんだけだよ(笑)｣

智｢…、マジか(笑)｣

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ニノ。Aちゃん。

また、近いうちに“同じ言葉“を送ると思うけど

とりあえず俺達、4人から今の2人に。

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何たって、一般人と芸能人だから。避けられないハードルがいくつもあると思う。

彼女にはあの、お鍋パーティーの時に言ったんだけど。…どうか、彼にも覚えておいてほしい。

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俺達が、……傍にいること。

2人の力に誰よりもなりたいって思ってるヤツらが、ここにいるってこと。

…2人とも。

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本当に…おめでとう。

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°◇.祝福【Fin.】

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