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#14謎解き……? ページ15

「14時に絨毯の下。」



『それが伝言……?』



「どういう意味か私には分かりかねますが、伝言は伝えましたからね。」



そう言って女性は部屋ーもとい牢獄ーから出ていった。




"14時に絨毯の下"



これが芥川からの伝言だと言うが……まっっっったくわからない!!


"14時"というのは午後の2時で、絨毯というのは私の足元にある絨毯のことだろう。



大きな問題はここに時計がないこと。



時計がないから今が何時だか分からないし、窓は1つあるけれど日の傾きを見ただけで何時かわかるほど有能ではない。


(絨毯の下に何かあるとか……?)



そう思って絨毯を捲って見るものの、特に変わった様子は見られなかった。



なぜこう、分かりやすく伝えてくれないのだろう芥川ってやつは!!←


イライラして地団駄を踏んでいると休憩から戻ったのか、見張りが「うるさいぞ!」と声を上げた。


それでもまだイライラが収まらずベッドを蹴飛ばそうとするが、異能が使えない私はただのか弱き17歳。

ベッドなんか蹴飛ばせるわけがないのだ。


よって、痛くなったのは私の爪先であり、びくともしなかったベッドは傷1つついていない。


こんなに足が痛いのは芥川のせいだ!!!!









……八つ当たりなのはわかっている。

#15気になる→←#13芥川から



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作者名:中途半端 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年4月15日 21時

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