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続き。 ページ36

「……え?kaitoさんが?私を?」

「…え、何…その何言ってんだこいつ的な顔…赤くもなんないじゃん…」

「え…だって…私ただの友達としか思ってないよ…」


「色んな意味でkaitoさんかわいそー…」なんて言うA0Iくんは、少し笑ってて。

…ビックリはしてる、私に好意を持ってくれてるなんてって思う。

でも、私にはA0Iくんしかいないから。


「夢主がただの友達って思ってても向こうは違うから、俺は少し怒ったの。分かりました?」

「わ…分かりました…」

「ならよろしい」


「ほら起き上がって」って優しく起こされる。

…A0Iくんもちゃんと嫉妬してくれるんだ、次からは気をつけよ。


「…僕は結局普通の男だから独占欲も束縛もあるよ…嫌いになったりする?」

「ならないよ、……てか私の方が強いと思ってたから、嬉しいよ」

「見せてなかっただけ。それで夢主が不安になるならちゃんと伝えるけど…」

「……うん、ちゃんと聞きたい」


彼の服の裾を掴んで、今度は私の方が押してみる。

驚くA0Iくんは、簡単にベッドに倒れてくれる。


「…教えて欲しいの。私ばっかじゃ、嫌だから…わがままでごめんね」

「ふ、ふふ…っ、彼女に押し倒されるとか初めて…てか顔赤すぎない…?w」


くつくつと喉を鳴らして笑うA0Iくんに、顔が赤くなるのが分かる。

らしくないことするんじゃなかった…!そう思って退こうとすると、ガシッと掴まれる腕と腰。


「あ…A0Iくん…?」

「何逃げようとしてんのさ」

「へ……」

「教えて欲しいんでしょ?てか好きな子が乗ってくれてんのに離すわけないでしょ」


ニコリと爽やかな笑顔を浮かべて、そんなことを言うA0Iくん。

その顔はどこか楽しそうで「あ、やっぱりSな部分あるんだな」って思う。


「っ…あの……ほんと、大丈夫…言葉で伝えてくれたらいいから…っ」

「言葉でも身体でも伝えてあげるよ?」

「い、い…!いいから…!離して…っ」

「…ん〜……やぁだ」


体を引かれて、軽くキスをされる。

教えて欲しいって言ったのはいいけど……らしくなく押し倒すんじゃなかったって後悔した。

(__kaitoさんには見せもしないその顔は、僕だけの特別な表情)

スマイリーさんと。→←A0Iさんと。



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クコ - 全部読ませていただきました!最高です!できれば続きをぉぉぉぉぉ!! (2022年5月26日 16時) (レス) id: b72e6c7b90 (このIDを非表示/違反報告)
みびや - 全て通して読ませていただきました!めちゃめちゃ良かったです! (2021年3月8日 19時) (レス) id: ea2b900886 (このIDを非表示/違反報告)
コア(プロフ) - リクエスト失礼します…姉だったらをお願いします!翔さんもお願いしたいです…! (2020年12月25日 23時) (レス) id: d905128377 (このIDを非表示/違反報告)
ツユ - 初リクエストで、youtuberさん達が、キス魔だったらってできますか?あと、翔さんも書いてくれますか?いつ、書いてくれても構いませんので!これからも、頑張ってくださいね!影ながら応援してます! (2020年11月15日 12時) (レス) id: e8a6e6b6b6 (このIDを非表示/違反報告)
泡色桜味グミ - 初コメ失礼します!いつも楽しく読ませていただいてます!初めてリクエストするんですけど、彼シャツしてみたってお願いできますか?これからも頑張ってください! (2020年11月10日 20時) (レス) id: 85454a74f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蜜月猫 | 作成日時:2020年5月17日 15時

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