検索窓
今日:15 hit、昨日:4 hit、合計:62,842 hit

第一か第二か ページ47

無事にリハーサルを終えて楽屋でメイクをしてもらう。
初めての音楽番組への出演で、尚且つ彼らとも一緒ということもあって既に疲労感がマックスにきている。

DA「徹夜続きのOLみたいになってるんだけど?」

下地を塗り込むオンニが見かねて顔面マッサージをしてくれた。
米神をグルグル押されて痛気持ちいい。

「ねぇ、オンニ?オンニはなんでメイクさんになったの?」

心地よい刺激に今まで聞けなかった疑問がポロっと溢れた。

DA「言ってなかったかしら」

そのままヘッドマッサージにうつると、いよいよリラックスし過ぎて眠っちゃいそう。
落ちそうな意識を必死に呼び覚ましながら首を振る。

DA「実は、最初からアイドルになるつもりはなかったのよね。妹がいるんだけど、小さい頃に母のメイク道具をイタズラして妹にメイクしたことがあってね。所詮子供のやることだから顔面お化けみたいな出来上がりだったんだけど、凄く楽しかったのよ。
その時にこういう職につきたいって思ってアイドルのライブ映像見漁って研究してたら父が事務所に履歴書送っていてね。どうもアイドルを目指していると勘違いしたみたいで、何故かオーディションに呼ばれてよくわからないまま合格してしまい、まあこれも勉強だと思って練習してたわけなの」

YN「よくわからないのに合格ってすごいと思う」

JA「アタシそのオーディション一緒に受けてたけど、面白いわよ!
スタッフさんが踊ってくださいって言ってんのに、この子ったら周りがガンガンやってる中ラジオ体操やってるんだからww」

「オンニ…第一?」

DA「や、第二体操。前に動画で見て日本に面白い体操があるんでハマってた時期があったから。それしか踊れなかったのよ」

「踊りではなくない?体操だよね?」

JA「しかもさらに面白いの!ラジオ体操だなんて気付かれないように、それとなくダンスっぽくリズム変えたりしてんの!」

YN「え、ラジオ体操ってそもそも何かわからないけど、そんなお洒落な動きなんすか?」

「決してユヌが思っているようなものではないかな」

JA「見なさい、本家本元のラジオ体操よ!ちなみに第一と第二があって、これが例の第二よ」

YN「ほわー…え、これダンスっぽくって、むしろ想像できないんだけど?」

DA「我ながら人生で一番頑張った瞬間ね」

JA「アタシちょうどダインの後ろだったんだけど、笑いを抑えることに必死で自分が何やってたか覚えてないわ」

お気に入り→←代償



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
126人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , セブチ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にゃしろ | 作成日時:2021年2月1日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。