代償 ページ46
MHサイド
「今後なんだけど、リアンに用がある時は必ず僕か、マネヒョンに許可をとってからにしてほしい。
会う時は2人きりは勿論、メンバーだけも控えてほしい。
必ず、リアンのグループのスタッフさんか、ジュアニヒョンかユヌ、もしくは僕が同席している時を守ること」
全員の顔を見ながらお願いすると、明らかに表情が明るくなる人と強張ったままの人に別れる。
前者は助けはしなかったけど酷い対応はしなかった組で、後者は騙されてたとは言えかなりキツい態度をとってしまった組だ。
JN「ねえ、誰かいるなら話しかけたりしてもいいの?」
WZ「急には無理じゃないか?」
JS「そうだね。さっき大分震えていたから気をつけてあげないと」
DK「おれ…っ!俺、謝らないと…っ」
未だに止まらない涙に、ハニヒョンが目の上にタオルを置いてさらにその上から氷水で冷やす。
真っ赤な目でなんかステージに立てないからそろそろ泣き止ませないと。
SC「俺たち、ミョンホ以外は全員謝らないといけないんだ。酷いことしたやつも、言葉で攻撃したやつも、助けずに傍観してたやつも、みんなみんな謝ろう」
DN「でも、謝ったところで許してくれますかね…」
ディノが不安そうに聞いてくるけど、そうじゃないんだよ
「許されないなら、ディノは謝らないの?」
そう問いかけると、ハッとしたように目を見開いた。
DN「いえ、許されないとわかっていても謝ります」
「謝ることに見返りを求めちゃいけないよ。
悪いことをしたんだったら、ただすべき事は謝って自分の非を認めることだけなんだから」
たとえ許されなくとも罵られたとしても、おこなったことの代償は払わなければいけないんだ。
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作者名:にゃしろ | 作成日時:2021年2月1日 21時