あの日僕等は (ページ25)

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何が真実かページ25

DNサイド

SJ「お前たちがそう言ってくれるとアイツも救われるよ。まあ、今後は振り付け提供することはないだろうからいいさ」

あっけらかんと笑うヒョンだけど、内心腹が立っていても仕方ないと思う。
振り付けするのだって曲を何度も聞いて各メンバーのコンセプトや踊りのクセとかあたまに入れて何度も何度も修正しないと提供できないのに…。

HS「じゃあヒョンこの後時間ありますか？俺たちのリハ見てくれません？」

「ホシヒョン、そんな急に…」

SJ「ディノ、大丈夫だからww今日は元々ここに来る予定でスケジュール組んでたから気にすんなよ」

「え、僕たちのところにですか？」

練習室ではよく会うヒョンだけど、テレビ局まで来るのは未だかつてなかった気がするんだけど…

ホシヒョンも不思議に思ったのか目がいつもの1.5倍くらいになって口が半開きになってる。
アイドルとして中々マズイからやめてほしい。

SJ「いや、別の用事。っても、約束してたわけじゃないから相手は来ると思ってないと思うけどな」

SC「はあ…？」

HS「やー、ヒョン！アイビキってやつ！？」

「逢引きね、ホシヒョン。え、ソジニヒョン恋人いるんですか？」

SJ「ディノ失礼だな俺だって彼女の1人や2人くらい、って言いたいとこだけど前の彼女に振られてから4年くらいはいないわ！や、今日はあの子を見に来たんだよ…ジュリをな」

……は？

「ヒョン、ジュリって…」

SJ「お前たちもあの子達がデビューしたの知ってるだろ？本当は直接顔を見たいんだが、そうもいかないからな…」

WN「なんでヒョンがあんな奴のために来る必要があるんですか？」

今までソファーにもたれかかっていたウォヌヒョンがきつい口調で口を開く。

WN「練習にもまともに参加しないで勝手に辞めて…そのせいでユナヌナは僕たちと合流できずに事務所も辞めたのに」

MG「なのに自分は知らないうちにデビューを掴み取ってるなんて…ホント嫌なヤツ」

いつもはニコニコしているミンギュヒョンまで険しい顔で文句を言い出して、一気に楽屋が静まり返る。

MG「それにヒョンと一緒に練習を見てくれたあの人…ビョンホさん？と付き合ってるって！みんなが必死に練習してる間恋愛してた奴なんてヒョンが気にかける必要ないですよ！」

SJ「ちょっと待て、お前たちまだそんなこと言ってるのか？ビョンホンとなんか付き合ってなかったし、ジュリは被害者だぞ！？」

そこまで口早に言った後、ヒョンは「あ…」と固まった。