【.ツイステ.】無表情の雪の女王【男主】 (ページ16)

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14話ページ16

ユリザside

寮へ向かう途中視界の端で何かが見えた

思わず其方を見たらツノの生えた人？がいた

あの人？ってもしかして寮長か？

たしか副寮長さんが探していたはず､と思い声をかけた。

『あの、すみません』

マレウス「ん？人…の子か｡僕に何か用か？」

寮長は此方を横目でみたあと視線をもとに戻した

『先程､副寮長が貴方のことを探してましたのでお声掛けをと…』

マレウス「リリアが…？む、…もうそんな時間か。」

そう言って何かを考えた仕草をしたあと

マレウス「人の子よ」

ﾋﾞｸｯ

『…何でしょうか？』

マレウス「おまえは此を見てどう思う？」

とゲームでよく聞くセリフを言ってきた

視線の先を辿ってみると一体の石像がそこにはあった

『これは…』

マレウス「ガーゴイルだ」

ガーゴイル………ああ、我が家にもある石像か…いろいろな形があるんだな

家のとは姿形は違うけどでも…

『…美しい､と思います｡』

マレウス「ほぅ…なぜそう思う？」

なぜ､か…

「なんというか､そこにあるだけで美しいとうか、凛々しいというか…すみませんうまく言えなくて………」

たしか､"あの人たち"もそういってたから

寮長は「そうか」と満足そうにいって

マレウス「おまえ、名をなんという？」

『ユリザ…アレンスノーヴァといいます』

マレウス「ユリザ…か、ふむ。」

寮長は少し復唱したあと

マレウス「では、また会おう。ユリザよ」

そう言って目の前から消えた

一体何だったんだ……

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マレウスside

美しい､か

ふっ

それにしてもユリザと言ったな

あやつは何なのだろうか…

「まるで、魔力が封じられているようだ」

だがあの封も完璧では無さそうだ

いまにも封じが取れ爆発しそうだ

「少し気に掛けるとするか」