5話 ページ6
弥生side
〜講堂〜
な､何なんだろうこのクマ
力強い…
クマ校長「じゃあ合図したら出て来てね〜」
そう言ってクマ校長は行ってしまった
い､今なら逃げれるかも！
でもな…
逃げるかどうか考えていると…
???「あ､あの！」
女の人が話掛けてきた
『ひっﾋｲｨ!!!』
で､思わず叫んでしまった…
???「え!?だ､大丈夫!?」
『大丈夫ですから…来ないで…ください』
本当にこれ以上近付かないでほしい…
ところで……
『貴女､誰？』
???「あっ！そうだった…
え〜とはじめまして私はプロデューサーの
朝比奈柚希です｡よろしくね」
…よろしくする気ない…
『ところで僕に何か用ですか？朝比奈柚希さん』
用が無いならどっか行ってほしい
朝比奈「いや､クマ校長に逃げないように見張っておいてね〜って言われたから…」
あのクマ……
朝比奈「待ってる間暇だからさ…お､お喋りしよ？」
何言ってるんだろうこの人…
嫌に決まってるのにな…
『やだ』
朝比奈「猫ちゃん可愛いね､触っても良い？」
『ダメ』
朝比奈「そういえば名前聞いてなかったから
聞いて良い？」
『無理』
そんな会話をずっと続けてたら
クマ校長「じゃあ来て〜というか朝比奈くん
連れて来て〜」
合図がきた
朝比奈「分かりました！」
そう言って
僕に近いて来た
い､いやだ行きたくない!!
朝比奈さんが捕まえようとしかけた瞬間
僕は後ろに勢いよく飛んだ
朝比奈「え!?」
凄い驚いてる…
ま､いいか…
そういえば飛びすぎたような…
横を見てみたら､
???「とっ飛んで来た!?」
???「す､すげぇ…」
ひっ人!?
て､このままじゃ人のところに落ちる
それだけはやだ！絶対に!!
僕は落ちる前に空気を蹴って
ステージに着地した
クマ校長「やっと来た〜来るの遅いよ〜」
半分以上貴女のせいですけどね
クマ校長「とりあえず自己紹介して〜」
自己､紹介…!?
嫌…だな…
でも言わなきゃ
絶対何かされる確実に
『…椿桜弥生…です……』
そう言うと拍手が聞こえた
クマ校長「それじゃあ皆戻っていいよ〜」
そう言ったあと人が講堂から出ていって
僕はクマ校長に連れられて(連れてかれて)
教室に向かった
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作者名：みつき | 作成日時：2021年1月25日 19時
