学校には危険がいっぱい ini&ko&hys&ymgm×Ymmt ページ33
授業が終わり、今は部活に向かっているところ。
考え事をしながら歩いていたら、複数の人影に気が付かなかった。
「ねぇ?」
山「へ!?」
肩を軽く叩かれたので後ろを振り向くと、数人の男子生徒がいた。
体格が大きいからきっと三年生だろう。
「さっきから呼んでたんだけど?まぁいいや、可愛いね君。二年生?」
山「え?は、はい…何ですか…?」
「これから俺らと遊ばない?」
山「や、あの…これから部活で…」
「えー…いいじゃんちょっとくらいサボっても!ね!」
山上「ちょっ、やめてください…!」
対応に困っていたら一人の男に手を引っ張られて捕まってしまった。
______________________________
乾「山本さん誘いに行かない?授業早く終わったし。」
部活前。乾がそう言ったので俺達は二年生の廊下を歩いている。
最初は緊張したものだが、山本さんの教室に行くのは度々あったからもう慣れた。
山上「待って、皆!あれ、山本さんじゃない!?」
こう「ん?、えっ!?本当だ!」
廊下の奥には三年生に絡まれている山本さんがいた。あの人本当無防備すぎる!気をつけてって言ったのに!俺はそんな考えを頭に入れながら山本さん向かって全力で走った。
林「はぁっ、はっ、あのー、何してるんすか…?」
山「皆…!?」
「ん、?何?なんか用?」
乾「山本さん嫌がってますよね?」
「えー、そんなことないよね?この子いいって言ってくれ…」
山「ち、違う!」
こう「先生呼んでもいいんですけど。速く離してください。」
「…ちっ、つまんな。いこうぜ〜」
そう言って男達はぞろぞろと去っていった。
山「みんなぁ〜!ありがとぉ!」
山本さんはというと、体を震わせながら俺に抱きついてきた。
不安そうな顔を見たくなくて、柔らかい髪をくしゃっと掻き混ぜると、安心したようでふにゃっと微笑んだ。
こう「山本さんは分からないかもしれないけど、可愛いんですよ。あなた。」
山上「そう!気をつけてくださいよ!本当!」
山「うっ!ごめん…気をつける…。」
こう「まあ、もういいです。行きましょう?」
そう言うと山本さんはうん!と言って此方に赤くなった目を見せ、またふわっと笑った。
泣き晴らしたからかすこし色っぽかった、てことは言わないでおこう。言ったら蔑みの目で見られるだろうから。
乾「こうちゃん、良かったぁみたいな顔してるけどさぁ、山本さんに抱きつかれたことと頭撫でたことは許さないからね」
こう「いやそれは俺悪くないだろ!」
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ハル(プロフ) - sky nijinさん» 神作だなんて滅相もないです…!これからもご期待に沿えるように頑張ります! (2021年2月3日 17時) (レス) id: 5084a000b4 (このIDを非表示/違反報告)
sky nijin(プロフ) - 全然待ってませんよ!やっぱ弟組は最高ですよ!本当神作ですよ。もう一個も楽しみにしてます! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 7dd3f1530b (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - sky nijinさん» 本当にお待たせしました!リクエスト作品投稿いたしましたので是非!もう1つのリクエストもなるべく早く書き上げます! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 5084a000b4 (このIDを非表示/違反報告)
sky nijin(プロフ) - こちらこそ小説かいてくださるので出来る限り説明上手くしときます… (2020年12月23日 15時) (レス) id: 7dd3f1530b (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - sky nijinさん» いえいえ!丁寧にありがとうございます! (2020年12月23日 15時) (レス) id: 5084a000b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2020年10月16日 23時