【問答打】甘い恋の行方は【BL】

シュークリーム　ymgm×ymmt ページ27

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山本さんと二人で昼食をとっている最中なのだが、隣の恋人は幸せそうな顔でシュークリームを食べている。



「美味しそうに食べてますね〜」



「そう！これ新発売だったの！めっちゃ美味しい〜！」



満面の笑みを浮かべ、僕にシュークリームの袋を見せて喜んでいる姿は、本当に年上なのかと疑いたくなってしまう。



「あれ？口のまわりにクリーム付いてますよ」



食べるのに夢中になっているのか彼は口のまわりにクリームが付いているのに気づいていなかった。かわい。



「本当？とってぇ」



「？はい、取りましたよ」



「とって」と言われたので、近くにあったティッシュに手を伸ばしてクリームを取ると、彼は何故か不服そうな顔をした。



「ふーん…」



何ですかと聞いても答えてはくれず、彼は机に突っ伏している。



「本当に何ですか？何で怒ってるんですか？」



「なんかもっとさぁ、あるじゃん、ね？」



何で分かってくれないのと言わんばかりにこちらを見てくるが、本当に何を言っているかわからない。



「ちゃんと言ってもらわないとわかんないですよ？」



「……あぁ！もういいや！あのね、口で取ってもらいたかったの！クリームを！」



「………は？」



「っ、口でとってくれるかなって思って、わざと口の周りにクリームつけたの！」



「……」




…………え？何？可愛すぎないか、え？あれわざとだったの？そんなことで怒ってたの？





僕が呆然としていると、彼は余程恥ずかしかったのか腕で真っ赤な顔を隠して俯いていた。




そんな彼がどうしても愛おしくなってしまって、頭を引き寄せて深いキスをする。



「んん！？、ふっ、んんっ、はっ、はっ、」



「…期待はずれなことしてすみません。これで満足しましたか？」



「ぅん…ちょっとやりすぎくらいだけど…」



そう言って彼はもう一度机に突っ伏してしまった。



本当僕は可愛い恋人を持ったもんだな、と思う。





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リクエスト作品でした！







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