【問答打】甘い恋の行方は【BL】

おやすみ　ini×ymmt ページ14

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最近はありがたいことに仕事を任されることが多くなってきた。


動画に出演させてもらうことも多々あり、忙しい毎日である。


今日も案の定帰るのが遅くなり、山本さんには先に寝てもらっている。


いつもより長く感じる道をとぼとぼと歩き、やっと家に辿り着いた。


「ただいまぁ〜…」


玄関で靴を脱いだらそのまま寝室に体を滑り込ませた。


ベットには山本さんが眠っている………ん？あれ、起きてる？


「…まだ起きてたんですか？」


「ん、あ！乾くん！おかえり！」


山本さんが屈託のない笑顔で言った。いや眩しい……


「もう、遅いですよ。」


「うん、もう寝ようと思ってたんだけど…ちょっと寂しくて寝れなくて…あっ、結構恥ずかしいこと言ったかも…」


いや可愛いな…疲れとか吹っ飛んだわまじで。寂しくて寝れないって……やっぱこの人には敵わない…



赤面している山本さんをぎゅっと抱きしめ、髪にキスを落とした。



「すみません、遅くなっちゃって。」



「ううん。乾くんの仕事が増えるのは僕も嬉しいし。それに明日は二人ともオフだしね。」



さらっとこういうことが言えちゃう彼はやっぱりずるいと思う。これ以上好きにさせてどうするつもりかな。



「はい。明日はゆっくりしましょうね。」



「勿論！」



山本さんと話していると安心して眠くなってきた。



「そろそろ寝ましょうか。」


「うん…おやすみぃ…」
　


それは彼も同じだったみたいで、すぐ眠りについてしまった。


「いい夢見てくださいね。」



一日の終わりに彼の寝顔が見れてラッキーだなぁ、と思いながら僕も深い眠りの海に沈んでいった。

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