かわいいあの子は誰のもの? Ymmt愛され ページ35
※ウイルスが無い世界線
僕は今、肌寒い夜道を一人でトボトボと歩いている。
向かっているのは一軒の居酒屋。
何故かって?
さっきはなおさんから誘われたのだ。随分上機嫌そうな声で。
正直疲れていてすぐ帰りたかったのだが、飲みに行くのも久しぶりだったし、せっかく誘ってくれたので参加することにした。
この後とても面倒くさいことになるとは知らずに…
「お疲れさまです〜」
「あ、!よしくん〜♡」
「うぐっ゛」
店の個室に入った早々はなおさんに抱きつかれた。いきなりだったので、後ろに倒れ込みそうになってしまったが、水上さんになんとか助けてもらった。
またもやくっついてくるはなおさんは無視して、空いている席に腰掛ける。
一呼吸つき周りを見渡すと、水上さん、鶴崎さん、はなおさん、でんがんさん、志賀さん、七海くん、猪俣くんとどういう意図でどうやって集まったのか分からない異色のメンツが揃っていた。うーん…。何で僕呼ばれたのかな…怖いな。
「何で呼ばれたか分かる?」
あぁそうそれを聞きたかった……って何で僕が考えてること分かったの?テレパシー?超能力?
「な、何でですか、?」
「皆山本くんのことが好きやからやで」
「へえ…なるほど………ん?…………え、ちょ、はぁぁぁぁあああ!?!?」
え、?え?どういうこと?好き?好きって、え?幻聴?幻聴だよね…?てかそんな軽く言います普通?
僕の頭の中にすきという言葉がぐるぐると巡っている。
目の前の人が言っていることはとてもすぐ理解できることではなかった。
「あの、どういう…ことですか?」
「だからそのままだよ。皆山本くんのことが好きだし愛してる。それだけ。」
「いやいやいや!それが理解できないんですよね!僕!しかも猪俣くんに関しては会ったこともないよね!?」
「動画の人柄に惚れました!本気です!伊沢さんから色々聞いてますし!」
「そっかそっか!……じゃないよ!僕そんな魅力的!?モテ期来てるわ僕!うん!」
────そんな訳で飲み会は波乱に始まったのだ。
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ハル(プロフ) - sky nijinさん» 神作だなんて滅相もないです…!これからもご期待に沿えるように頑張ります! (2021年2月3日 17時) (レス) id: 5084a000b4 (このIDを非表示/違反報告)
sky nijin(プロフ) - 全然待ってませんよ!やっぱ弟組は最高ですよ!本当神作ですよ。もう一個も楽しみにしてます! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 7dd3f1530b (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - sky nijinさん» 本当にお待たせしました!リクエスト作品投稿いたしましたので是非!もう1つのリクエストもなるべく早く書き上げます! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 5084a000b4 (このIDを非表示/違反報告)
sky nijin(プロフ) - こちらこそ小説かいてくださるので出来る限り説明上手くしときます… (2020年12月23日 15時) (レス) id: 7dd3f1530b (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - sky nijinさん» いえいえ!丁寧にありがとうございます! (2020年12月23日 15時) (レス) id: 5084a000b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2020年10月16日 23時