手強い hno×Ymmt ページ17
hnoside
「よーしくん♪」
「んぇっ!?はなおさ、!」
久しぶりに会えたのが嬉しくて後ろからよしくんに抱きついた。目を見開いて慌てているのが本当に可愛い。だが、そんなことを思っていたら目の前の禍々しいオーラに気が付かなかった。
「はなおさーん?何してるんですか?」
「げっ!」
目だけ笑っていない皆が近づいてくる。怖いんやけど…
本当この人達は俺と同じくらいよしくんへの愛が強い。
「山本さん、あんま無防備にしてちゃだめですよ!相手は狼なんですから!」
「狼…?」
「ちょっ…!失礼やでこうちゃん!」
「だってそうじゃないですか!ね、山本さん、あっち行きましょ。」
「あ、うん…」
「えっ!少しは話させてよ!久しぶりに会ったんだからさぁ…ちょっと!」
皆は俺を置いてスタスタと去っていってしまった。えぇ、これコラボ相手への態度じゃないでしょ…
俺は心の中で溜息をついた。
それからというものよしくんの周りにはずっと誰かがついていて、触れることはおろか話させてももらえなかった。よしくんに視線を移すと「山本に触れたらどうなるかわかりますよね?」とばかりに圧を掛けてくるのだ。
どうにかして話すチャンスはないかと見計らっていたら、ふいによしくんと目が合った。
彼は太陽のような優しい顔で微笑んだ。
少しキュンとしながら、その笑顔を独占できたらいいのに、そう思いながら俺も笑い返した。
そしてそんなこんなで何もできずにお別れの時間となってしまったのだ。
「はなおさん、また会いましょうね。」
そう少し寂しそうに呟いたよしくんがどうしても愛おしくなって、俺を監視している彼等を無視して近づく。
最後の悪あがきのつもりで、
「次会ったときは俺しか考えられないようにしてあげるから」
そう囁いた。
すると彼は
「ひゃい…」
と蚊の鳴くような声で音を発した。
耳まで真っ赤になっている彼の頭をぐしゃぐしゃとかき回す。
「ちょっ…山本に何言ったんですか、?」
「んー?それは俺とよしくんの秘密♡」
よしくんをあんなに真っ赤にされられた俺が少し上手なんじゃないかとほくそ笑みながら帰路についた。
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リクエスト作品でした!
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ハル(プロフ) - sky nijinさん» 神作だなんて滅相もないです…!これからもご期待に沿えるように頑張ります! (2021年2月3日 17時) (レス) id: 5084a000b4 (このIDを非表示/違反報告)
sky nijin(プロフ) - 全然待ってませんよ!やっぱ弟組は最高ですよ!本当神作ですよ。もう一個も楽しみにしてます! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 7dd3f1530b (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - sky nijinさん» 本当にお待たせしました!リクエスト作品投稿いたしましたので是非!もう1つのリクエストもなるべく早く書き上げます! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 5084a000b4 (このIDを非表示/違反報告)
sky nijin(プロフ) - こちらこそ小説かいてくださるので出来る限り説明上手くしときます… (2020年12月23日 15時) (レス) id: 7dd3f1530b (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - sky nijinさん» いえいえ!丁寧にありがとうございます! (2020年12月23日 15時) (レス) id: 5084a000b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2020年10月16日 23時