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Side.M
ーーーー昨日は無茶苦茶だった。京子ちゃんに殴られるわ、Aに殴られるわ、突然女装して放課後 成蘭にやって来るツッパリ倒すわ、伊藤と相棒解消するわ。
そのくせ胸も揉めてないなど、神様は俺に意地悪である。不公平だ、全く。
そんな事を考えながら歩いていると、行ってきます と聞いた事のある声が聞こえ、反射的にそちらを見ると 何故かバタンと勢い良くドアを閉められた。
なんだ、と思い じっと其方を見ていると なんだかその家は見たことのあるような家な気がして、懐かしい気持ちになる。
が、すぐにその家主の方へと 意識は変わった。というのも、ここはAの家だったようで。
驚きのおかげで、イライラしてたものは吹っ飛び 普通にAと話をしながら 学校へ向かっていたのだが、会話が途切れた所で ん?と。
( いや俺普通に喋ってっけど、昨日こいつ俺に… )
そこまで思い出したら、行動に移るのは早いものだ。ぷるぷると身体を震わせていると、首を傾げながら俺を見上げるA。
行動は可愛くて普段なら多少キュンとかしちゃうかもしれないしなんなら今もときめいているが、そんなことはどうだっていい。
まずは俺は、こいつを一発。
｢ ーーーー殴る!! ｣
｢ やっぱこうなったっ…!! ｣
覚悟はしてたのだろう。繰り出した拳を華麗に避けたAは、一目散に学校に走って行く。
ふ、馬鹿め。学校に逃げ切った所でお前の居場所の大体は予想が着くのだ。絶対に追い詰めて、一発殴るか謝らせるか胸を揉むかしてやる!!!!
追いかけっこをしている内に到着した学校。昇降口に入る直前に、俺はやっとのことでその肩を掴んだ。
｢ つっかまーえた ｣
｢ 朝から勘弁して… ｣
互いに全速力で走ってきたおかげで、息が荒い。二人してゆっくり息を整えていると、後ろから 三橋さん!!と俺を呼ぶ声が聞こえた。
振り向くと、焦ったような顔の明美ちゃん。そして、後ろに居るAを見て 女王も居るんなら有難い、と。
｢ どうしたの?俺に会いたくなっちゃった? ｣
｢ いや違います ｣
｢ んんｯ ｣
｢ 笑うんじゃねぇ!! ｣
｢ 別に笑ってない ｣
振り返ってみると、すん、と真顔のそいつ。
表情筋が動かねぇやつってのは、全く羨ましい事である。
すぐに明美ちゃんの方に視線を戻し、どうしたの?と聞こうとしたところで、その台詞は歩きながらご登場されたツンツン頭によって奪われたのだった。
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零生(プロフ) - らなのMonOさん» ありがとうございます! これからも沢山キュンキュンしていただけると嬉しいです(笑) (2018年12月30日 23時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
らなのMonO(プロフ) - これ、滅茶滅茶心臓に悪いっすwきゅん死確実ですよw (2018年12月30日 23時) (レス) id: dce8680b38 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 香香さん» ご指摘ありがとうございます！ (2018年12月28日 12時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
香香(プロフ) - コメント失礼します!!設定が凄く好きで面白いです!!ただ、片桐さんは下の名前智司なんで間違って変換されてると思います!! (2018年12月28日 12時) (レス) id: 102168a696 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - ハッカーさん» そうですね!ご指摘ありがとうございます!! (2018年12月19日 23時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
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