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Side.M
ーーーーー…し、…たか…、たかし……
遠くの方で微かに聞こえる声に、んぁ、と適当な返事をすると、いきなり耳元で 貴志!!と爆音が聞こえる。
びくり、と身体を揺らして 閉じられていた目を開けると、眩しい光と共に クルクルとした髪型が目の前を埋めていた。
｢ 母ちゃん…? ｣
｢ あんたね、寝てる暇あるんだったら そのボサボサ髪どうにかしてきな!! ｣
｢ あ?あー…わーってるよ ｣
ガシガシと頭をかいて、欠伸を一つ。うるせぇ母ちゃんのせいで、昼寝は終わりだと身体に言い聞かせる為についでに伸びもしておいた。
なんだか夢を見ていた気もするが、既に曖昧になっているそれはどれだけ考えても思い出せそうにもなくて、俺は素直に諦める。
そんなことよりもまずは、母ちゃんの言う通り髪の毛を整えに行った方が懸命だろう。
玄関に置いてあると言われた財布から、いつもの2000円ではなく1万円をこっそり拝借して家からダッシュ。父さんにはバレたが、まぁ追いかけられてねぇってことはOKって事だ。
俺はるんるんと散髪屋に急いだ。
ーーーーと、いうのも。
( 今日から俺は、ツッパリになるんじゃ..! )
そんな決心のもと、俺は散髪屋に走っている訳である。今、変に誰かに絡まれたりとかしたら決心揺らぎそうだし早めに散髪屋に行きたいとかそういうわけなのだ。うん。
散髪屋に行くまでに、ツッパリと言えばどんな髪型だろうか、と色々考えてみたが 結局俺のやりたい髪型…というよりも、髪色は一つしか無くて、最初からその髪型にしようと思ってはいたが、俺がこんなにも意志の強い奴だったことに自分で驚く。
店に入る時、変なもさっとしたやつと 出会ったりはしたが、問題なく俺は散髪屋に入り椅子に座る。
店主が来た所で、俺が1番したい髪型を叫んでやった。
｢ 金髪にして、クルクルのパーマ、かけてください!!!!!! ｣
｢ …ん? ｣
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零生(プロフ) - らなのMonOさん» ありがとうございます! これからも沢山キュンキュンしていただけると嬉しいです(笑) (2018年12月30日 23時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
らなのMonO(プロフ) - これ、滅茶滅茶心臓に悪いっすwきゅん死確実ですよw (2018年12月30日 23時) (レス) id: dce8680b38 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 香香さん» ご指摘ありがとうございます！ (2018年12月28日 12時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
香香(プロフ) - コメント失礼します!!設定が凄く好きで面白いです!!ただ、片桐さんは下の名前智司なんで間違って変換されてると思います!! (2018年12月28日 12時) (レス) id: 102168a696 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - ハッカーさん» そうですね!ご指摘ありがとうございます!! (2018年12月19日 23時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
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