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Aside
ちがう、怒りたいわけじゃない。
ちゃんと俺の気持ち伝えて、善逸くんにわかってほしいだけだ。
A「……もう女の子の手必要な時以外握らないで。」
善逸「必要な時は握っていいんだ。」
A「必要な時を作んないで!」
善逸「うん、わかった。ごめんね?もう女の子の手は握らない。
必要以上に話しかけないし絶対口説いたりしない。
Aさんの前で勘違いさせるようなことも控えるし、連絡先にいる女の子も消す。」
!!?まっ、話が思わぬ方向に向かっている気がする…!!
A「ちょ、ちょっとまってぜんいつくん!俺、そこまで束縛するつもりないからね!?は、話すのは全然いいし、連絡先の子達も消さなくていいから!ね??」
善逸「違うよ、束縛だなんて思ってない。俺が自分でしたいからする。
あと、俺のロック画面のキーこれね。」
A「ロック画面の意味が無いよ善逸くん!ねぇごめんね?疑ってないよ?怒ってる??話聞いて!」
善逸「ねぇAさん。俺さ、多分貴方が思ってるより、貴方のこと好きだよ。」
A「へ?」
善逸「嫉妬、されて嬉しかったけど……でももうちょっと信じて、俺のこと。」
そう言って、善逸くんは俺の首元に顔を埋めた。
A「ご、ごめん…その、初めてだったんだ。嫉妬、するの……こんな感情、今まで抱いたことないから不安で…。
信じてるよ、善逸くんのこと。大好きだから。
だから、俺のこと嫌いにならないで。面倒くさくてごめん、泣き虫でごめん、でも、お願いだから…ずっとそばにいて。」
本当に、面倒くさくて、自分勝手で、心底笑えて来る。
すぐ泣くし、嫉妬もするし、意図せず束縛するし、女々しすぎて自分が嫌になる。
善逸「嫌いになんてならないよ。
昨日よりも今日、今日よりも明日、ずっとずっと、好きが大きくなっていくんだ。
自分でも信じられないくらい。
男の人を好きになるなんて、思ってもみなかった。
でも、性別なんて関係ない。Aさんが好き。
その事実だけあったら充分だ。
離れない、離さない。一緒に幸せになろう。」
でも、そんな俺でも君が愛してくれるから。
だから俺は、幸せなんだ。
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ヤト - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2020年2月29日 20時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 続きまだ? (2020年2月27日 22時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
ミ ツ ル(プロフ) - ヨタクさん» ヨタク様>コメントとリクエストありがとうございます。リクエスト了解致しました。しばらくお待くださいませ。とても励みになるお言葉で、元気が出ました、ありがとうございます!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 (2020年2月8日 12時) (レス) id: 3d2e373ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ヨタク - リクエストです。善逸に嫉妬をさせて下さい!面白かったです!更新頑張ってください! (2020年2月8日 6時) (レス) id: f497b0780b (このIDを非表示/違反報告)
ミ ツ ル(プロフ) - 本編完結いたしました。よろしければ小説の感想や、番外編のリクエストなどお待ちしております。 (2020年2月7日 11時) (レス) id: 3d2e373ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミ ツ ル | 作成日時:2020年2月6日 23時