24話 ページ25
「…ところでさあ、この間、俺たちHot-Bloodに話があるって言ってなかった？」
そういえば、結局昼休みは1人も話を聞いてくれなかったよね
「え、そうなの？じゃんじゃん話してよ、水っぽい！」
「水くさい、な」
さすがに場所を変えるためL棟の先輩達の部屋に集まった
藤間先輩の耳寄りの噂によって軽く説明が済んでしまったけど
「グラン・ユーフォリア…名前を聞いたことはある。時代が古すぎて、映像も資料も残ってないって話だけど」
「せんせいも、ひっどいね〜
いくら特待生っていったって、入学したての子に
そんなの、できるわけないじゃん！」
「成功したら、たしかに話題になるだろうけどね
ていうか廃校の話、話半分に聞いてたんだけど
けっこう本気なんだな」
「廃校……は困るでござる……」
私も困るでござる
「とりあえず特命はわかったよ。で？俺たちに話ってのは？」
「イベントに出てください」
「あー……」
流れの悪い状況でもはっきり言うのね
メンタル強いなほんと
「はあっ？」
「某たちが、学校の存続を賭けたイベントに……」
「ないね」
「ミヤくん、そんなきっぱり……」
「今回ばかりは俺もミヤに賛成だな。ねーわ。
だって俺らのメリット、どこにあるよ？」
「こっちはレギュラーの仕事も持ってる身だ。イベント自体は一公演でも、それに向けて練習、準備。どれだけ時間をとられると思う？」
たった一公演、されど一公演
練習と準備の量は半端ないし、それを生徒だけで完成させるのは難しい
ひかりちゃんのように、まだ端くれで機材の仕方も覚えきっていない子が監督役なんて
成功する以前に間に合うかが不安になる
「ですよね……」
「悪く思うな、とは言わない。
嫌な奴って思ってくれていいぜ、だが、そんな中途半端であやふやなオファーじゃ検討すらできねーよ、ごめんな」
ぞろぞろと先輩立ちの部屋から出ていく
「ちょっと、鷹司」
「はい？」
「お前、なんで特待生に協力してるわけ？
あんなあやふやな特命について行こうと本当に思ってるの？」
「…私は、ひかりちゃんならできるって思うんですよ。
それに、グラン・ユーフォリアの復活って面白そうじゃないですか」
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Cat(プロフ) - こんにちは！オンエアとジャニーズコラボの小説作りませんか？ (2019年10月26日 16時) (
レス) id: 9c179f6259 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです。これからも頑張ります！ (2018年8月26日 10時) (レス) id: 5e40acb695 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 永久さん» はい！ありがとうございます〜！ (2018年8月26日 10時) (レス) id: 5e40acb695 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 更新速度がすごく早いですね！ストーリーも原作寄りで読みやすいです。更新頑張ってください、応援してます！ (2018年8月25日 11時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
永久 - いえいえ(∀｀*)ゞお役に立てたなら良かったです！私、このお話とても大好きです！ これからも楽しみにしています！無理せず、お体に気をつけて更新頑張ってください！ (2018年8月24日 20時) (レス) id: da343c4ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2018年8月22日 20時
