５５ 出し物 ページ5
教師に見つかり、逃げ出した屋上。の、翌日。出し物を考えているクラスメイトを教室の端で見つめるアエシュマ。
机と椅子を作り上げ、優雅にティータイムを楽しんでいた。紅茶を飲み干し、ソーサーに置くと、隣からのびた腕がカップを掴み、ポットから追加を注ぎ始めた。
ケーキスタンドにのったタルトを掴み、口元へと運ぶ。頬杖をついて、クラスメイトを眺める。使い魔である白蛇がカップをソーサーに戻し、アエシュマは座るように命じた。
白蛇は椅子に座り、ペストマスクを外す。スタンドにのったサンドイッチを口に運んだ。蛇のようにさけた口。ゆっくりと食事を進めていく白蛇。
優雅にティータイムを楽しむ中、クラスメイト達は難航していた。まとまった結果、「ヘルダンス」になったと聞いて、腹を抱えて笑い転げた。笑いすぎて生まれた涙を指先でぬぐって、ひーひーと息をしながら、
アエシュマ「ハクと私は息ぴったりだからまかせなさーい」
と胸を叩いた。幼少の姿であったためか、周りがほっこりして頭をなでまくったのはまた別の話だ。
それからアブノーマルクラスは練習に勤しむこととなった。他と息を合わせるために、各グループごとにダンスの練習を行っていた。アエシュマと白蛇は息を合わせ、ダンスを行っていく。
練習の日々。プルソンがクラスメイト達の前で演奏を行い、楽しそうにしているのを見て、アエシュマはゆっくりと微笑んだ。
しかし幸福な日々は長く続かなかった。校内に響く呼び出し。嫌な予感がしたアエシュマは急いで職員室に向かえば、扉を開け、出てきたプルソン。手にはプリントが握られていた。プルソンはアエシュマを見て驚いた顔をしたが、すぐに顔を下におろし、消えて行った。
アエシュマはただ廊下で立ち尽くした・・・
といったような弱気な可愛げのある女ではなかった。職員室の扉をけ破り、
アエシュマ「家からですか？」
と、何事もなかったかのように尋ねたのだった。
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安良岡(プロフ) - ぬうさん» コメントありがとうございます。たくさんよかったところをきけて嬉しいです。 (6月28日 7時) (
レス) id: df3e284a87 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - も素敵です。心がボッキボッキにされました！感想でこんなに枠使ってしまいすみません。完結おめでとうございます。 (6月27日 23時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - の中が荒ぶってんのもすごく良いしマシンガントークしている姿も良きそれでプルソン君の急なデレがきて夢主ちゃんが照れてるの好きです。クソｯｯｯ文字制限がなかったらもっと書いてたのに……はい。長文失礼しました。夢主ちゃんが他のキャラにも少し愛されてきな感じ (6月27日 23時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - いやなんかもう言葉に表せないほど尊いです。とりあえずプルソン君神可愛い最後のクライマックスで夢主ちゃんにええとこ見せたいから頑張って最上階まで行けたの感動した夢主ちゃんのためなら何でもするところすごく好き夢主ちゃんが可愛い行動ばかりしてプルソン君の頭 (6月27日 23時) (レス) @page18 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
りゃーみ - なんかプルソン君私と似てるとこあるなぁって思った真顔で頭ン中あらぶってるとことか好きな子のためなら何でもできるとことか（私の誰よりも大切な子は大親友のコだけどね💙）ただプルソン君のが圧倒的にかわいいし尊いし愛されてるなぁ (2022年1月30日 3時) (レス) @page18 id: 0c25e5a716 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安良岡 | 作成日時：2020年8月11日 14時
