１０ トモダチ ページ10
プルソン「まぁ、そうだね」
アエシュマ「でしょ？だからこれ私たちはトモダチなんじゃないかな！って。どう、かな？」
不安そうに聞いてくるアエシュマ。いつものような自信満々な様子はどこへ行ったのか。プルソンは悩むそぶりもなく、
プルソン「うん、トモダチ・・・だね」
恥ずかしくなったのか向こうを向いてしまったが、アエシュマは嬉しそうに笑っている。
アエシュマ「うんうん！トモダチ！トモダチ、だね！うん！！」
手を握りこぶしにして、腕をぶんぶんと振っているアエシュマ。幼い子供のように喜ぶアエシュマの姿。一方そっぽを向いてしまったこちらは、
プルソン(あ〜〜今日のクローリーも超絶かわいくてもう無理心臓がうるさい。いや、ほんとうるさいな。ドア叩いてるみたいな音する)
通常運転である。と、このように面倒な関係になっている理由は主にアエシュマにあった。幼いころから交流があった二人だが、プルソンは知っているのだ。彼女が、
重度のブラコンであるということを。
双子の兄にべったりだった幼少期。共に家の方針で戦場に投げられ、戦果を挙げていた日々。その過程で元々ひどかったブラコンは磨きがかかり・・・
プルソン(もうこれ兄さんか兄さんじゃないかで世界見てるもん・・・)
そう。その予想は正しい。この女、実の兄を心酔レベルで溺愛していた重度のブラコン。それは今も続いており、彼女の中では兄か兄ではないかの二択が大前提にあるのだ。
プルソン(そんなクローリーとどうにか恋人関係に・・・いや無理だろ。絶対無理。いや自意識過剰と言われてもいいけど好かれている自信はある。いやでもこれは無理。絶対に無理。
兄か兄でないかで構成されたら、確実に兄でないの大半と一括りにされる！ここでずばっと
「いや僕はトモダチとかそういうのじゃなくて恋人とかになりたいんだけど？」
とか言える勇気あったらなーー。
いやもってないけどね？はいはいないものねだりですよ。というかあったらこんな引きずってないよ。もっと前から恋人関係だよ。
あー・・・羽金色にしたら惚れてくれるとかないかな・・・)
しかし真顔である。これだけの文章量だが、彼は真顔のままである。そしてちらりとアエシュマを見ては嬉しそうにしている様子をみて、また内心荒ぶっていく。
こんな進展０な関係で数年が立ち続け・・・今に至ってしまったのだ。
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カンパチ - 18触れるでウォラクさんではなくウォクラさんになってますよ！ (2021年7月25日 9時) (
レス) id: be5f26f260 (このIDを非表示/違反報告)
最中(プロフ) - 安良岡さん» ゆっくりでいいので、無理しないで下さい！ (2020年8月12日 19時) (レス) id: 811632a414 (このIDを非表示/違反報告)
安良岡(プロフ) - 最中さん» コメントありがとうございます。プルソン最高ですよね。本誌が進んだので更新再開しました。更新頑張ります (2020年8月11日 14時) (レス) id: 9598827ae1 (このIDを非表示/違反報告)
安良岡(プロフ) - エメラルド・アリスさん» コメントありがとうございます。更新頑張ります (2020年8月11日 14時) (レス) id: 9598827ae1 (このIDを非表示/違反報告)
最中(プロフ) - はぁ、はぁあああ!!!プルソン、プル、プルソン君の、ゆ、夢小説…!!はぁ〜↑(←プルソン君リア恋)(過呼吸)、お、応援してます!!自分のペースで頑張って下さい！ (2020年8月10日 23時) (レス) id: 811632a414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安良岡 | 作成日時：2020年4月24日 13時
