15 妹属性 ページ15
クソ最低な兄をもち、実力主義な家に生まれたジャズ。「妹か弟がいれば絶対優しくすんのに」と思うぐらいには、下が欲しかった。
兄貴とか、純粋に頼りにされるのも弱い。そして今、クラスメイトの本当の姿が幼女であるとしった今、
ジャズ(えー・・・めっちゃ優しくしたい。頼ってくんねぇかなぁ・・・妹だろ、あのサイズは・・・おやつ分けてあげたい欲だなこれ。優しくしたい)
うんうんと頷いているジャズ。ここでライバルと言っていいのかわからないがまぁそれに近しい存在がうまれたことを、残念ながらプルソンは気づけなかった。女性陣は歓声に近い声を上げ、駆け寄って猫可愛がりしている。頭を撫でまわしたり、抱えたりとわりと好き放題である。
ジャズも走りかけたが、さすがに理性で押しとどめた。隣にいたカムイが駆け寄ろうとしているのを見て、思いっきり止めて、どうにか抑えた。
そしてこちら、プルソン。真顔で見ているが内心はマウント取りまくっている。
プルソン(いや僕は普通に知ってたし。なんだったら本当の幼少期から一緒ですし。いや、僕の方がいろいろ知ってるしね?うん。寝顔とか、クセとか、好きな食べ物とか・・・えーっと・・・)
カルエゴからの怒声が飛び、幕を開けた処刑玉砲。女性陣に撫でまわされたアエシュマはげっそりしている。心配そうに首元の蛇がすり寄っている。
外野にいるアエシュマ。しかし基本的にやることなどない。そのため、ぼーっと観戦している。
能力込みなので割と激しい。
例えばジャズの能力でボールはとれるし、クララの能力で量産されていくボール。クロケルの能力で作られた防壁など。じーっと観察していると最後の二人になってしまった。アスモデウスと入間の最終決戦。
外野にきているクラスメイトから応援の声が上がる。アエシュマの予想では早い段階でアスモデウスが当たりにいくかと思っていたが、予想と反し、気づいた様子の彼は全力で投げることにしたようだ。
アエシュマ(まぁ、当たりに言ってたらその時点でカルエゴ先生からストップでも入るかもだったから、これでよかったよね)
アエシュマはこの時、入間の敗北を予想していた。勝てないと。だって彼、投げる方法は教わっていないのだ。それには気づいていた。だから、かわせても、取れても、当てられないと思っていた。
しかし彼女の予想に反し、入間はさらに踏み込み、取ったボールを持ったまま回転をかけて投げ返したのだ。
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カンパチ - 18触れるでウォラクさんではなくウォクラさんになってますよ! (2021年7月25日 9時) (レス) id: be5f26f260 (このIDを非表示/違反報告)
最中(プロフ) - 安良岡さん» ゆっくりでいいので、無理しないで下さい! (2020年8月12日 19時) (レス) id: 811632a414 (このIDを非表示/違反報告)
安良岡(プロフ) - 最中さん» コメントありがとうございます。プルソン最高ですよね。本誌が進んだので更新再開しました。更新頑張ります (2020年8月11日 14時) (レス) id: 9598827ae1 (このIDを非表示/違反報告)
安良岡(プロフ) - エメラルド・アリスさん» コメントありがとうございます。更新頑張ります (2020年8月11日 14時) (レス) id: 9598827ae1 (このIDを非表示/違反報告)
最中(プロフ) - はぁ、はぁあああ!!!プルソン、プル、プルソン君の、ゆ、夢小説…!!はぁ〜↑(←プルソン君リア恋)(過呼吸)、お、応援してます!!自分のペースで頑張って下さい! (2020年8月10日 23時) (レス) id: 811632a414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安良岡 | 作成日時:2020年4月24日 13時