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35 ストライキ ページ35

彼らは一階のホールに集まっていた。目の前のエレベーターから出てきたパカをすぐさま問い詰める。

パカ「やれやれ・・・どこもかしこも物騒ですね・・・。」

駆堂の手には鉄パイプ、忍霧はナイフを構え、鶴崎は三節棍を構え、海亀もカバーを外し、刃がむき出しになった薙刀を構えている。

駆堂「テメー・・・鬼野郎をどうした。」

パカ「・・・ペナルティーでございます。鬼ヶ崎様は昨晩再び禁忌を犯しました。ワタクシへの暴力と51階への侵入です・・喉を狙ってきましたよ。もちろん日本刀で。一体なにがあれほど彼を追い詰めたんでしょうね・・・?」

ザクロ「ふざけるな!貴様が焚き付けたんだろう!」

パカ「ともあれ今後は9名で実況を進めていきます。第8ステージは屋外ですので皆様移動を・・・。」

入出「嫌です」

その一言で止めたのは入出で、ストライキすると言い放ったのだ。それに周りも賛同し、一時解散となった。
入出は忍霧に路々森達が作った弁当を私にいった。海亀がめちゃくちゃ楽しそうだった。弁当を持つ入出の手のひらにアタッシュケースから取り出した飴玉を持たせた鶴崎は「よろしくね」といって海亀の元へと走っていた。そしてパカからのアナウンスが掛かった。

パカ「敗者復活のチャンスを差し上げます。ただし白の部屋から鬼ヶ崎様を解放するのは皆さま方です。制限時間は72時間。地下13階へと通じる6桁のパスワードを解除してください。」

ユズ「ヒントもなしかい?100万通り試せと?」

パカ「ええ。ですのでこちらを・・・第8ステージホワイトパズル。全部で3万と1ピーズございます。仲間外れの孤独な1ピースを探してください。」

パカと路々森が何か会話をし、駆動が間に入る。そしてパカはこう言い放った。

パカ「それともう一つございます。難易度S++以上の超過酷ステージ「デスダンジョン」トラップだらけの遺跡をすすみ最奥にある鬼ヶ崎様の刀を回収し、戻ってきてください。参加者は二名以上。一名はダンジョンを。もう一名はシアタールームにてその様子をじっと見ていてもらいます。」

鶴崎「はい。私がダンジョンに入るよ。」

海亀「・・・なら俺がシアタールームに入る。」

更屋敷「ちょ、難易度S++以上って・・・あの第四ステージなんかよりも上ってことですよ!?」

パカ「えぇ、実際過去にこのステージに参加し命を落とした方もいらっしゃいます。話し合った方がよろしいかと。」
 

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作者名:安良岡 | 作成日時:2019年7月28日 14時

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