愛しき共犯者様へ (ページ30)

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３０　待ち伏せページ30

キッカ「清めの酒です。鬼の好物でもあります。」

キッカが持ってきた酒を入出が受け取り、その後路々森から指導・・・遊ばれている入出。そして茂みの中では海亀と鶴崎が打ち合わせをしていた。

鶴崎「大きいのに途中で小さくなっちゃうって言ってたから最初は巨大エネミーなんだよね？」

海亀「大きい方は有効打がわからないからな・・・叩くなら小さくなったっていう方だけど通常の人型エネミーぐらいだと思えばいいのか？」

鶴崎「えー・・・どうなんだろ？？」

海亀「スフィンクスくらい？」

鶴崎「それは巨大エネミー判定なんじゃ・・・。」

駆堂「お前らはなんの話してんだよ。」

鶴崎「どのタイミングで叩くのがいいのかの確認だよアンヤ君。」

駆堂「ほーん。」

虫の下りで若干盛り上がっていたら影が急に大きくなった。

「今宵の生け贄じゃな・・・。・・・・チェンジ・・・・。」

(なん・・・だと・・・。)

「貴様らちっともボンッキュッボンではない・・・キュッキュッキュッのマッチ棒じゃ・・・。」

入出「入出は実際アレ・・・脱いだらその・・・えと・・・アレですよ・・・。」

海亀「どれだよ・・・。」

「御託はよい女を出せ。」

入出を握る力が強くなる。そして鬼の頭に鉄パイプが当たった。

駆堂「テメーいい加減にしやがれ！！」

駆堂、鬼ヶ崎、忍霧、鶴崎が各々武器を構え前にでる。こちらに振り向いた鬼は、

「・・・そこにおったか。どれにするんじゃ、キッカよ。」

キッカ「これ！これがいいわ！おじいちゃん。一番柔らかそうだもの！」

鶴崎「更屋敷さん・・・！」

駆堂「おじい・・・こいつあのヒゲジジイか？！」

ズルズルと更屋敷を持っていくキッカ。入出が名乗り上げ二人揃って連れていかれた。

海亀「発信器の存在はわかった。それで誰がいく？先程名前の上がった三人でいいのか？」

ユズ「テンテン。潜入の経験は？」

鶴崎「潜入はないですね・・・でもサバゲーは隠れて撃つが基本だったから隠密は得意です。でも今回は少数精鋭の方がいいでしょうから・・・お二人で十分かと。」

ユズ「よし、ならカイさんとザッくんだ！いってこい！！」

駆堂「俺も行く！！」

鶴崎「おっと、アンヤ君はお留守番です。アンヤ君隠密とか無理でしょ？」

駆堂「お前失礼だぞ！？」

ザクロ「事実だろ・・・。」

駆堂「あぁ！？」

鶴崎「あーもう落ち着いてくださいって・・・。ほらさっき買ったりんご飴ですよー。」

駆堂「俺はガキか！！」
　