25 温泉 ページ25
鶴崎「まぁユウとかミウちゃんと一緒に入ってたっていうのもあるけど・・・
もしも誰かを好きになったら一緒にお菓子を食べたい。一緒にお風呂に入りたい。隣で眠りたい。
抱きしめたい。キスをしたい。
明日も明後日も一緒にいたい。
きっと誰もがそう思う・・・それで十分じゃないですか?」
ザクロ「・・・。」
鶴崎「それに・・・
私ミウちゃん一筋なんでーす。」
手でハートを作り可愛らしく笑う鶴崎。そろそろ忍霧は倒れそうだ。
鬼ヶ崎「ほぉ・・・つまり鶴崎ちゃんと付き合ったら一緒に風呂にはいれて、隣で寝れて、抱きしめれてキスもできると・・・。」
鶴崎「鬼ヶ崎さんとお風呂は金輪際ないと思いますよー。」
鬼ヶ崎「ん?どういうことでぇ?」
鶴崎「いたた、いひゃいです。」
鶴崎の前まで移動してグイグイと頬を両側から引っ張る鬼ヶ崎。加減がしてあるのだろう。そこまで痛くはなさそうだ。するとへらへらと笑っていた鬼ヶ崎が何かに気づき急に黙った。
鶴崎「??」
鬼ヶ崎「上から見たら絶景・・・。」
その瞬間鶴崎の隣にいた海亀が鬼ヶ崎の顔面を手でつかみ湯船に叩きつけてそのまま押し込んだ。
入出「・・・。」
ザクロ「・・・。」
駆堂「・・・。」
海亀「やらしい目で見て見ろ・・・沈める。」
入出「もう沈めてます!!」
鬼ヶ崎「(ブクブクブク)」
入出「鬼ヶ崎さーん!!」
ザクロ「お、おい入出・・・あんまり騒ぐと・・・。」
更屋敷「ねぇ・・・なにしてんの?」
駆堂「無駄にでけぇ。」
更屋敷「無駄って何よ!!!」
ユズ「や〜怒るとこソコかにゃ。」
海亀「ザクロ、こっち、こっち。」
鶴崎「お、忍霧さんもかくまってあげましょう〜。」
ザクロ「す、すまない・・・。」
海亀「お前が女子苦手じゃなかったらテンコにここまで近づけねぇから感謝しとけよ。」
ザクロ「あ、あぁ!」
鶴崎「はい、コーヒーと普通どっちがいい?」
ザクロ「じゃあ普通のを。」
鶴崎「んー。」
海亀「フルーツうまっ・・・。」
鶴崎「あー・・・アイスも取ってくればよかった。」
ザクロ「なっ、アイスなどだめだ!そ、そんな・・・バニラ味の棒状なんて!!」
鶴崎「ちゃっかり指定きた。」
海亀「お前も沈められたいのかむっつり。」
ユズ「あそこだけほのぼのしてるにゃ。」
伊奈葉「あの、石鹸ってありますか・・・・・!?!?!」
閃光弾が露天風呂にて響き渡った。
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作者名:安良岡 | 作成日時:2019年7月28日 14時