23 殲滅完了 ページ23
20階ラウンジ
忍霧が触って確認を取るとボロっと崩れる。
ザクロ「全部枯れているようだな・・・。」
鶴崎「おぉ・・・これで殲滅完了か・・・。」
海亀「おつー。」
更屋敷「・・・ていうか、あの二人何?・・・なにしてんのよ。」
入出「わ、わかりません・・・朝からこんな調子で・・・。」
ユズ「・・・ボクにだって多少の罪悪感はあるのだよ。」
入出「?なにがですか?」
ユズ「・・・キミが無事でなによりという事だ。」
入出「ありがとうございます・・・?」
ユズ「ちゅーでもかましとくんだったにゃ〜。」
入出「??」
海亀「・・・・よかったな。受け入れてもらえて。」
鶴崎「別に信用とかはしてないから心の奥で軽蔑されても気にはしないよ。私もユウ以外は誰が内通者だろうって疑ってたりするからさ。・・・・それでも・・・やっぱりおかえりは嬉しかったし、いってきますも久々にいったよ・・・。」
海亀「素直じゃねーな。」
鶴崎「うるさいよ。もう・・・。」
海亀「部屋戻るのか?」
鶴崎「今後何があってもいいように部屋をかたずけなきゃなの。まだあれが片付けられないんだから。」
海亀「へいへい。」
6階に戻り自室の前に立つ鶴崎。意を決したように扉を開け、一言。
鶴崎「た、ただいま!」
そう言って部屋に入ったのだ。
「おかえり。」
耳の奥でなんとなく愛しい声が聞こえた気がするがきっと気のせいだろう。
彼女は鍵の部屋の片づけを再開した。
一方海亀。
ユズ「あれ?テンテンは??」
海亀「今後何があってもいいように部屋の片づけです。」
更屋敷「なんでまた・・・。」
海亀「鍵の部屋のお掃除ですよ。お掃除。」
更屋敷「???」
鬼ヶ崎「お掃除ねぇ・・・。」
入出「???」
海亀「あの悪趣味スーツが何から何まで再現したんだよ。二人分の茶碗とかリビング、寝室、浴室とか全部。なんでも制服もあったみたいで・・・だから全部あるんだよ。」
入出、更屋敷「???」
海亀「あー・・・わかってねぇ・・・。もう後は本人に聞いてくれ。俺も手伝ってくる。」
そう言い残して海亀もラウンジから六階に移動を始めた。
入出「お掃除ってなんでしょう?」
更屋敷「あ、赤松さんの私物を全部片づけるとか???」
鬼ヶ崎「おまえらおもしろいな。」
ユズ「あははさすがカリリンとあっきー。最高だにゃー!」
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作者名:安良岡 | 作成日時:2019年7月28日 14時