２２ 真実の愛 ページ22
鬼ヶ崎「何人死んだ？」
鶴崎「元々住んでいた「画家の男」ミウちゃんの「お友達」それでミウちゃん本人の三人・・・なのかな？一応かかわったところはこれだけ・・・後お父さんも死にましたね。殺したのは母さんですけど。おばさんは捕まって・・・母さんはしらないなぁ・・・兄さんは・・・もっと知らないです。」
更屋敷「・・・。」
鶴崎「始まりは普通でした。彼女が作った「お城」で「鳥籠の中の恋」だけ。ただ少しづつ変わっていきました。兄が動き始めて、彼女の友人に私の存在がバレてそれで殺されて・・・海外に逃げる予定だったんです。でも指輪を一回取りに帰って・・・それで兄に遭遇。燃え始めて下には戻れない。だから飛び降りました。
「死がふたりを分かつまで」
なぜか生き延びて今ここまで。」
入出「どんな生活だったんですか？」
鶴崎「割と普通？危険だからって言われて外には出てはいけない、家事もしなくていい。
「広くても狭くても近くても遠くても苦しくても辛くてもいいの。おかえりとただいまがある。それだけで私たちはきっと幸せだったんだよ。愛するあなたの一緒なら。」
その言葉通りの生活を。・・・ひとりぼっちがふたりになってぬくもりを知って甘さを知って、私達だけが憶えてるこの気持ち。鳥籠で生まれたこの気持ちはきっと嘘じゃなかった。私はそう確信しています。
甘くて苦い二人の恋・・・真実の愛は二人の記憶です。」
ユズ「あっまいにゃー・・・胸やけしちゃいそう・・・。」
更屋敷「周りから誘拐だのなんだのいわれてるし実際二人人殺したりしても・・・よかったんですか？赤松さんは。」
鶴崎「犯しても騙しても奪っても殺してもいいと思うの。だってそれが愛でしょ？好きならなにをしたっていいでしょ？・・・・そういう人。」
海亀「ほんとにヤンデレの象徴みたいな人だよ。真実の愛が狂気と区別がつかねぇんだもん。」
鶴崎「・・・これがすべてっていうわけじゃないけどさっきも言ったとおりに私達だけが憶えているこの気持ち、きっと嘘じゃなかったから。あんま事細かに言いたくはありませんね。結構言えない事だらけですし。だぶん忍霧さんが先にオーバーヒートするかと。」
ザクロ「う・・・。」
ユズ「なら仕方ないね。もう寝ようか。」
鶴崎「はい。気になる方はまた個人的に聞いてくれれば言える範囲で教えますしね。」
ユズ「お、言ったねー。甘々生活きいてやるにゃー！」
鶴崎「あはは、お手柔らかに。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 47人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：安良岡 | 作成日時：2019年7月28日 14時
