１１ 恋愛ゲーム ページ11
パカ「第3ステージは『ときめきエッグ☆ムラサキノウエ』〜。この卵から生まれる少女を育成し、学園のアイドル源氏ヒカル君との恋を見事成就させてください。おや・・・屋外なのに空気が悪い。これいかに。」
明らかに全員機嫌が悪く険しい表情をしている。二人を除いてだが。
入出「すげー！恐竜の卵みたいです！」
ユズ「アルパカ君！ドリルを貸してくれたまえ中身もぜひ観察したい！」
パカ「ダメですよ〜少女の素が流れ出してしまいます。」
「「少女の素！？」」
パカ「実況メンバーは4名以上。今回上限は設けません。自薦他薦いかようにでも。じっくり話し合ってお決めください。」
駆堂「育成ならそいつだろ。マメ女。」
伊奈葉「・・・。」
すると伊奈葉は入出の背に身を隠してしまった。
入出「マメツキを・・・呼びましたね。」
駆堂「呼んでねぇ」
鶴崎「あっ、そういえば恋愛ゲームだと逢河さんがいたね。」
海亀「確かにそうだが・・・これ大丈夫か？」
ユズ「マキマキせめてまぶたを閉じたまえ。」
入出「立候補なかったらまた俺参加してみたいです。」
駆堂「懲りてねーなこのバカ・・・。」
共に源氏君を口説こうと言っている二人を見て苦笑いを浮かべる海亀。ちらりと隣にいる鶴崎を見ればいつも通りにニコニコと笑っていた。
駆堂「っ・・・！アカツキ止まれ、動くな。」
入出「はい？」
すると駆堂は手のひらで入出の頭に乗っていた何かをはたき落とした。
駆堂「きもっ、気持ちわりぃ！！」
パカ「おや珍しい。こちらは『パカメラ』でございます。１３番街の至るところに生息する撮影ロボットで目がレンズになっております。街の常設カメラをメインとするならこちらはサブカメラ。屋外での撮影はもちろんのこと、追尾機能がございますのでより臨場感のある撮影が可能なのです。」
入出「カメラ!?これカメラですか!?」
パカ「手触りや見た目にもこだわっております。そう、まるでいつも傍にワタクシが・・・。」
駆堂「潰せ。」
パカ「なかなか人に慣れない生物なのでこうして寄ってするのは珍しいですよ。平常はストーキングと盗撮を好むので。」
気付くと更屋敷の足元におり、スカートの中を撮っていた。すると案の定足で顔面を踏みつけられたいた。その様子を見ていた海亀が鶴崎を自分の背中に隠し、
海亀「アレに今後気を付けろよ？いいな。」
鶴崎「はいはい、相変わらずだね。」
鶴崎は苦笑いを浮かべた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 47人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：安良岡 | 作成日時：2019年7月28日 14時
