２１ 射撃 ページ21
ガロプラのトリオン兵を殲滅し終わり、待機となった面々。鷹宮はぼけーっと、屋根に座り、下を眺める。相手のトリガーでゼリー状のものがついている米屋が遊ばれていた。鷹宮はすとんと屋根から飛び降りて、藍色のコートと制服のスカートをはたいて整える。
借りていた上着を軽くたたんで胸元に抱きかかえるようにして辻の元に向かう。犬飼に遊ばれている米屋を受け止めている辻。パスパスと言われて米屋を犬飼に押し返していた。
鷹宮「辻君」
辻「うえっ！？た、たたたた鷹宮さん・・・！！」
鷹宮「上着、ありがと。返すねー」
辻「う、うぁ、あ、あり、ああ、ありが、とう・・・」
辻が鷹宮の方を向いたためか、米屋が横をすり抜けていった。
米屋「辻ちゃーん！！！」
犬飼「あははははは！！！」
辻「あ、やばっ、ごめん！」
辻が急いで壁につっこんでいった米屋を回収に向かっていった。狙撃銃を持ち直し、移動しようとした鷹宮の肩を組んできた犬飼。にこにこと笑いながら、喋り始めた。
犬飼「やー！辻ちゃんとちゃんと仲良くできそうで安心安心！」
鷹宮「戦うのが嫌なだけで彼自身は別に嫌いじゃないですよ」
犬飼「・・・ふーん」
鷹宮「・・・なんですかぁ？」
犬飼「ん−ん。なんでもないよー」
辻の方を見てから鷹宮から腕をどける犬飼。辻の方へと走っていった。鷹宮は首を傾げ、木虎の元へと歩いていった。
犬飼「やー、怖い怖い。そんな目で見ないでよ。とる気なんてないから」
辻「・・・なんのことですか？」
犬飼「いやいや！俺のこと殺さんばかりの目で見ておきながら？！嘘でしょ？無自覚？はぁー？！こっわ！！ねぇー？」
米屋「やー、辻ちゃん意外と怖いなぁ。隣にいる俺滅茶苦茶心臓うるさかったぞ？すんごい冷たい目してたもん」
辻「そ、そんなことないって・・・」
米屋「いやいやいや！え？！無自覚？！本気で言ってる！？」
辻「だからなんのこと・・・俺、なにか変だった？」
犬飼「変だったから言ってるんだけど？！俺の事殺しかねない目だったよ？！」
米屋「そーそー。俺のに触んなと言わんばかりの」
辻「鷹宮さんは、俺のじゃないよ・・・」
米屋「そういう話じゃなくてね？」
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安良岡(プロフ) - 髑髏さん» コメントありがとうございます！嬉しいです、これからも更新頑張ります！ (2021年5月3日 16時) (
レス) id: 9598827ae1 (このIDを非表示/違反報告)
安良岡(プロフ) - 塩昆布さん» コメントありがとうございます。辻君すくないですよね。更新頑張ります！ (2021年5月3日 16時) (レス) id: 9598827ae1 (このIDを非表示/違反報告)
髑髏(プロフ) - やばい超好きです。 (2021年5月3日 15時) (レス) id: cc975a844d (このIDを非表示/違反報告)
塩昆布(プロフ) - 辻君の夢小説少ないので大変助かっております……、命が……。更新頑張ってくださいね (2021年2月25日 0時) (レス) id: 8bf39248b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安良岡 | 作成日時：2021年2月14日 21時
