アズール君、腐男子ってマジですか？【完結】

２９　ジェ「えー・・・」 ページ29

アズールは泣いた。割とガチで泣いた。

アズール「アズジャズ初夜をどれほど妄想したことか！！それでどれほどぬいたことか！！「は、初めてだから・・・」とか珍しく真っ赤な顔で言ってくるシトラスさん浴びるほど欲しい！！ってなるぐらい好きです！

超好き！圧倒的推し！！はぁー？元カレ絶対殺します。金爆の元カレ殺すを全力で歌いますよ！ジェイド！！カラオケの準備を！！」

ジェイド「処女ですよ」

アズール「・・・はい？」

ジェイド「だから彼は非童貞、処女です。おめでとうございます。圧倒的陽キャ受けの見本のようなステータス」

アズール「・・・しょじょ？」

ジェイド「はい」

アズール「・・・よっしゃああぁあ！！！」

アズールが勢いよくガッツポーズを決めて野太い声で雄たけびのような歓声を上げた。ジェイドは「おやおや」と笑っていた。

アズール「そうですか！そうですか！！これはアズジャズ大勝利ですよ！！えぇそうです！そうですとも！！僕は見放されていなかった！！告白を受け入れてもらい一回目のデートでは手をつないで二回目でキスを済ませます！そして五回目あたりで・・・」

ジェイド「僕があげた１８版の実践ですか」

アズール「ふざけるな！おまえがよこしてきたあんなやつじゃない！！あんないろいろ使ったり、縛ったり・・・うぅ・・・」

ジェイド「・・・やりたいですよね？」

ジェイドがによによと笑っている。アズールはぐぬぬと唸っていた。図星だ。ちょっと。いやほんと少しだけ。すこーしだけ興味がある。

ジェイド「まぁ初めてなのに僕の小説のようなアブノーマルなことやったら確実に捨てられますね」

アズール「うっ！！」

ジェイドがちゃんと自分のせーへきがやばいことに自覚があったことが明らかになったところで先へ進もう。一方こちらは、

フロイド「アズールのこと、どーすんの？」

ジャズ「・・・どーしよっかなぁ・・・」

フロイド「そもそもジロザメちゃん男いけんの？」

ジャズ「別にいけるからそっちは問題ない。問題は・・・」

フロイド「問題は？」

ジャズ「俺、アズールのことそういう目でみたことないからなぁ・・・」

フロイド「・・・いやまぁだろうね。あったら怖いよ。むしろそれならとっととくっつけよって今アズールの部屋に投げ入れてた。ヤられてくるまで帰ってくんな！！って言って」

ジャズ「鬼すぎない？？？？」
　

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