【名探偵コナン】白い警察２７【緋色の弾丸】【キッドvs高明】【雪山の山荘】

6【緋色の弾丸】 ページ6

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『いちちちち…！…………はあ……』



　手のひらの痛みさえなければ、優雅に運転できただろうな



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　ただいま、車を運転してします

　
　杖は案の定ボロボロだったので、車に切り替えるほかありません


　車に乗っている理由は帰るため、と

　ある人を探すため、でした




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ｶﾞﾁｬ




　車から降り、その人物のところへ







　＿＿＿夕日に照らされ、煙草を吸う後ろ姿は


　なんだか、凛々しいような寂しそうなような




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赤井「シークレットか」


『ええ』




　足音でわかってくれたみたい




赤井「お前、煙草は吸えるか？」



　あ、白い棒を渡された

　吸えるって言ってないのに…




赤井「その車はどうしたんだ？」


『芝浜駅で盗んできた。リニアから避難した人の車かしらね』



赤井「はぁ…まったくお前は…」

『ふふっ、私だもの』




　大悪党ですから


　煙草に火をつけてもらい、それを吸ってみたものの、やっぱり苦い

　大人の味にはまだなれないなぁ





『で、逮捕しますか？アメリカのお巡りさん』


赤井「いいや、アメリカなもんで。降谷くんにでも任せるわ」



　じゃあ、当分、捕まりそうにはないわね


　


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赤井「なぁ、シークレット。お前、俺に言いたいことあるんだろ？」



　あら…分かられちゃってるみたい





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『ええ…』





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『私、』




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『＿＿＿＿家には帰らないわ』






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