【名探偵コナン】白い警察２７【緋色の弾丸】【キッドvs高明】【雪山の山荘】

5【緋色の弾丸】 ページ5

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　気づいたら私は、コナンくんと真純ちゃんに挟まれていた


　辺りが薄暗い…

　煙いてる…




『ハッ…！』




　意識がハッキリし始めると、周りがよく見えた



　瓦礫のなかにいるみたい


　リニアの壁がボロボロ…




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　あっ…！


　リニア…！どうなったの！？



　って、景色が動いていない…！

　ちゃんと停まっている！！



　
『っ…』



　いけない感動するところだった

　よかった、けどまだ安心しちゃダメよね




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　でも安心しちゃう



　真純ちゃんに守られているんだもの




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　隣で気を失っている真純ちゃんは私を庇うように抱き締めてくれていた


　私を顔を覆うように彼女の腕がそこにあった



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　そして、手の痛みがかすかに止んでいたのは、

　コナンくんがハンカチを握らせていたからだ




　私の手のひらにハンカチ、

　その上にコナンくんの手があった





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　守ってくれたんだね…





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『真純ちゃんもありがとう』


　



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　ずっとあそこにいるわけにもいかず、

　私はこっそり、リニアの車体から逃げ出した




　壊れた杖を片手に




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　もちろん、



　車内カメラの電源はついていなかったので、姿は哀ちゃんたちには見られていない




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