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34【雪山山荘事件】 ページ34






 教会の中は古びており、
 何か“出そう”な雰囲気さえある
 優世は寒さ凌ぎをしようと、コナンの腕を引く




「なに?」


 コナンは自分に何か用かと優世を見上げた
 どことなく尖った口調に『嫌われ者なのか私は』と苦笑する
 でも気にせず、コナンを抱き上げーー




「な、な、な、なんだよ!?」


 ぎゅー、とコナンを抱きしめた
 コナンは顔を真っ赤にし、暴れ出す




『寒いの…じっとしてて』


 優世は震えた声でコナンを抱きしめた
 手袋を持ってくるのを忘れていたため、優世の手は氷のように冷たくなっていた




「あ…たくっ、仕方ねぇな」


 それを悟ったコナンは逃げることを諦め、優世におとなしく抱きしめられていた
 



『…がとう…』


「んだよ。寒さに弱いのか?素直になってっぞ」


 優世にありがとう、と礼を言われ、ジト目になるコナン。優世の珍しい態度に若干危機感を憶えている




「おお、礼拝堂か」


 奥に進むと教会らしい景色が見えていた
 並ぶ座席。そして大きな窓
 けれど薄暗い




「あれ?アンタらもニッチのお別れ会の参加者?」


 その座席にはひとりの男性が座っており、小五郎たちが来たことに気づいた




「何のことですかい?」


 脇田は不思議がる
 すると後ろからまたひとり男の人が来た




「おいおい…知らねーわけねーだろ?二ヶ月前にここで自 殺したっていうニッチだよ!」


 その男性以外にも他にも人がいて、女性ひとりに男性4人と知らない集団とマッチした
 彼らはメールでここへ呼ばれたようだが、「俺は彼に」「私は彼に」とメール主を辿れば一周してしまっていた


 そして小五郎に届いたメールの差出人はーー日原泰生。この世にはいないニッチ、という方だった






35【雪山山荘事件】→←33【雪山山荘事件】



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設定タグ:名探偵コナン , 映画沿い , 愛され目指してる   
作品ジャンル:アニメ
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Silvia Silvermoon(プロフ) - なみ2さん» そ、そんな…おじさんが忘れるわけないじゃん…^^;;; (2023年1月20日 19時) (レス) id: 16e99ed516 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - Silvermoonさん» おじさん!めっちゃお久しぶりです!(*⁰▿⁰*)よかったあー!忘れられてない( ̄▽ ̄)!おもしろいと言っていただけて光栄です!天才なみちゃん(2)がんばります! (2023年1月16日 21時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
Silvermoon(プロフ) - こんばんは。お久しぶりです。今日は携帯から。やっぱりなみさん、読んでておもしろいし、次の展開が気になってどんどん読み進めると…続くってなって我に返る😅のめり込むよね…この作品。なみさん天才❤️❤️❤️最高です♪ (2023年1月16日 20時) (レス) @page38 id: 89e8bc2613 (このIDを非表示/違反報告)
Silvermoon(プロフ) - 再開おめでと👐おじさんは待ってたよぉ〜♪ (2022年10月13日 23時) (レス) id: 89e8bc2613 (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - Silvia Silvermoonさん» あざまる! (2022年5月10日 19時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2022年5月8日 18時

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