【名探偵コナン】白い警察２７【緋色の弾丸】【キッドvs高明】【雪山の山荘】

4【緋色の弾丸】 ページ4

、






『はあ…はあ…』



　
　手が痛い…！


　腕が風圧のせいでやられた…！





　安心しきった瞬間、今度は全身の痛みが伴った





　手は火傷し、肉が抉れ、

　腕は肩から外れている




、



『っ…！』



　ともかく肩を…





ﾀﾞﾝｯ




　痛いうちにと床に肩を叩きつけ、


　腕を元の位置へ戻した



　痛い…！痛い…！

　泣きそうなほどそれは痛かった



　
、



　しかし、だんだんと肩の痛みは消え、

　今度は手の痛みが激しくなる




　包帯なんてここにはない


　空気でかさぶたを作って、カバーするしか…




、





、





　あ…待って、その前に…





、




　リニアが駅を追い越す＿＿＿＿＿




、



　

、




、





　ああ…床に倒れた状態で、衝撃を防ぐことはできない



　何も掴むものがない…


　着いた途端、体が車内に投げ出されて、私はどこかへぶつかり死んでしまうだろう…



　終わったな、わたし……



　痛みのせいで動けそうもないし…





、




　まっ…やるだけのことはやったし、いっか





、





、





　最後に見えた天井は青黒く、

　病院の天井を眺めているようだった





、






、






コナン「し、と＿＿＿＿っち」




　江戸川の声が聞こえてくる

　これは幻聴だろうか



　ああ、幻聴まで聞こえてしまうほど、ひとりで死ぬのが飢えているようね…






、






、






、








、








、







コナン「こっちだシークレット…！」


真純「まだ終わりじゃない…！！！」





、

5【緋色の弾丸】→←3【緋色の弾丸】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す