30【キッドvs高明】 ページ30
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一方でその頃、未波は警視庁内で
佐藤と高木に連れられた高明が戻ってくるのを待っていた
『ヒロさんのこと…少しでも何か、知れれば…』
しかし、待っていたのは
少し悲しげな表情の高明だった
高明は廊下の壁に背をかけていた未波に気づくと、少し驚いていた
「まさか貴女が、私のことを待っているなんて…」
『え?』
「いえ、何でもありません」
高明はふっ、と笑った
あたたかい笑みだ
未波はキョトンとする
だが、すぐに表情を引き締め、何の話をしたのかを聞いた
「貴女は…景光のことを知っているんでしたね」
高明の発言に未波はドキッとした
そういえばそんな話になって高明に連行されそうだっからだ
未波は挙動不審になってしまう
「いいんですよ。最初は悪い人かと思ってしまいましたが、未波さんをもう疑ったりはしません。今日の貴女の魅了をしかと目にしましたから」
高明は目を細めた
冷静さを纏う彼がようやく見せてくれた優しい表情だ
また景光の香りを感じた
「まあ、惹かれたと言ったほうが正しいかもしれませんね」
高明はスッ、と未波の手をすくった
未波は「え」とフリーズ
「さて、弟の遺品について話しましょうか」
高明は未波を近くの会議室までエスコートしていった
未波は慌ててついていく
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それから未波は弾丸の撃たれた形跡が残ったスマホを目にした
何度も流れる過去の映像のなかで、それを目にしたことがある
その裏側の“H”という文字がなんなのかも
封筒に“0”となぜ記入されているのかも
未波はわかってしまった
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Silvia Silvermoon(プロフ) - なみ2さん» そ、そんな…おじさんが忘れるわけないじゃん…^^;;; (2023年1月20日 19時) (レス) id: 16e99ed516 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - Silvermoonさん» おじさん!めっちゃお久しぶりです!(*⁰▿⁰*)よかったあー!忘れられてない( ̄▽ ̄)!おもしろいと言っていただけて光栄です!天才なみちゃん(2)がんばります! (2023年1月16日 21時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
Silvermoon(プロフ) - こんばんは。お久しぶりです。今日は携帯から。やっぱりなみさん、読んでておもしろいし、次の展開が気になってどんどん読み進めると…続くってなって我に返る😅のめり込むよね…この作品。なみさん天才❤️❤️❤️最高です♪ (2023年1月16日 20時) (レス) @page38 id: 89e8bc2613 (このIDを非表示/違反報告)
Silvermoon(プロフ) - 再開おめでと👐おじさんは待ってたよぉ〜♪ (2022年10月13日 23時) (レス) id: 89e8bc2613 (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - Silvia Silvermoonさん» あざまる! (2022年5月10日 19時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2022年5月8日 18時