【名探偵コナン】白い警察２７【緋色の弾丸】【キッドvs高明】【雪山の山荘】

3【緋色の弾丸】 ページ3

、




　ロープが切れそうになった瞬間、



　私は手を伸ばして



　それを掴んだ



　
、




　パラシュートに繋がった4本のうち、1本がとれてしまったようだ



、




『ダメだ…！私の体重だけじゃ支えきれない！』



　私はパラシュートに引っ張られて


　車体の外へ投げ出されてしまった




、





　浮遊感を味わった





、





　それに恐怖を




、






、






　けれど、ロープから手を離すつもりはなかった




、





　皆を助けるんだ…！



　すぐに我を取り戻して、服に隠していた棒を掴んだ




『杖…！開いて！』



　手首を使って、その棒を1メートルの棒に変化させ、

　その上に乗った



　今の光景はまるで、ジャンプ台を飛ぶスノーボードのようだった



、




　ヒモはまだ手にある


　はやく窓辺に戻さないと！


　リニアの時速が下がらなくなって、乗客が…！





、



　風で体を揺らされ続けたが、平行を保って、

　杖のスピードをあげた





　＿＿＿車体に突っ込め！



　穴の空いた新幹線に杖ごと突っ込み、

　窓枠にロープを絡めようとした




　しかし、腕が持ってかれる

　


　手のひらを上をロープが走った





『イッ…！』




　ロープの摩擦で手のひらが切れそうになったが、

　そんなことどうでもいい




　こっちに来て！ロープ…！

　
　はやく結ばないと…！



、




　手だけじゃダメだ…


　押さえきれない…！この暴れロープを！



　なら…！手よりも固く掴めるところで…！




　＿＿＿私は歯で噛んで押さえた





『！！！』




　目をがっ開き、

　杖にロープをからませる




『いけぇえええええええええええええ！！』



、




　そのまま車体の窓にそれを刺した





、



　急いで窓の枠にロープを縛り付けた





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