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「逃がさない。」
三白眼が私を追い込んでいく。
ちょろい、と言う言葉がよく似合うのだろう、こんな最低な状況だといえど、心拍は上昇していく。
逃がしてくれないのなら、捕まえて。
あべの腕の中に、閉じ込めて、大事にしてよ。
出来ないのなら、解放して。
いらない、って言われたら、今度こそ本当にいなくなるから。私を好きだと言ってくれる人の元へ。
私から、君を、振りほどけやしないことくらい、とっくに知っているでしょう。
『………』
「どうして泣くの。」
『あべには、わかんない、よ、』
わからないよ、好きだと追い求めてる人と、最悪な形で繋がる気持ちなんて。
「泣かないでよ。」
『じゃあもうはなしてよ、あべと一緒にいたくないの、いたら変になる、っ、』
私がどんどん壊れる音が聞こえる、カタカタ、と限界だと体の軋む音が、どこからともなく聞こえるのだ。
ダメだ、ダメだよ。
間違えたなら、正さなければいけない。
道を外れてしまったなら、正しいルートへと戻らなければならない。
…じゃあ、私とあべは何処からが正解で、何処からが間違い？
『私たち、どこから間違えたんだろうね…』
また眉間にシワを寄せたあべの隙をみて起き上がると、荷物を持ち、逃げるように家を出た。
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まのか(プロフ) - もう超超超楽しみに待ってました＾＾ そして今後の展開も楽しみで仕方ありませんｗ 三人とものルートを全部読みたいｗｗｗｗ また正座してまってますｗ (2020年9月14日 21時) (
レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
haruhiro(プロフ) - 初めまして、このお話大好きです！更新ありがとうございます！！嬉しいです！これから読ませていただきます。とっても楽しみです！！ (2020年9月14日 3時) (レス) id: 3aa3111f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年9月14日 0時
