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全部終わった後、ベッドで意識を失うように眠った。
昨日の寝不足も祟ったのか、一時間以上も眠りこけてしまったらしく、起きたらベッドに温もりがない。
寝起きのぼけた頭では、何も考えつかない。掛け布団に包まれた身体は何も身に纏っていない。
ああ、夢であれば、よかったのに。
一回だけ、と決めた行為をまた繰り返してしまった。
所謂、体の関係というものになってしまったと言えるのだろうか。
もうただの友達でもない、恋人でもない。
一人のベッドの上、どうしようもない空虚が襲ってきて、寒気がした。ぎゅっと目を瞑り、蹲った。
『寒い…。』
身体だけじゃない、心が。
虚しくなるのなんて目に見えていた、のに。
目の前の誘惑に、目が眩んだ。そう言うのは言い訳がましいだろうか。
「どうした、寒いの？」
思わぬ声が聞こえて、一人だと思っていた空間に明かりを灯すようだ。ぎしり、と腰をかけたあべが、私を覗き込む。さらりと前髪を避けて、微笑みかけるから、どうしてこの人は私のじゃないのかなんて馬鹿げた疑問が浮かんだ。
『…すき。』
「ん、知ってるよ。」
どうやったら、あべは私を好きになるの？
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まのか(プロフ) - もう超超超楽しみに待ってました＾＾ そして今後の展開も楽しみで仕方ありませんｗ 三人とものルートを全部読みたいｗｗｗｗ また正座してまってますｗ (2020年9月14日 21時) (
レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
haruhiro(プロフ) - 初めまして、このお話大好きです！更新ありがとうございます！！嬉しいです！これから読ませていただきます。とっても楽しみです！！ (2020年9月14日 3時) (レス) id: 3aa3111f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年9月14日 0時
