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眉間にこれでもかと皺を寄せて、あべの顔が歪む。
「…どういうこと。」
『そのまんまだよ、私としたこと全部後悔したまま、夏月ちゃんとヨリでも戻せば？』
「なんでなっちゃんとヨリ戻すになんの？」
『だって昨日ずっといたんでしょ？さっき出てくるの見たよ。そういうことじゃん。』
この部屋から香るほんの少しの甘い香り。知ってる、香り。夏月の香り。
「ちが、昨日は家に帰れない、って言うから泊めただけで…なにもしてない。」
『いいよ、私に弁解しなくて。私、あべの友達、だよ？』
「じゃあなんでそんな顔すんだよ！」
『そんな顔ってどんな顔かわかんないよ！自分でももうどうしたらいいのかわかんない！』
情緒にまみれて、溺れていく。堰を切ったように、積もっていたものが全部感情の波と化して、流れ出ていく。
『あべの考えてること、ちっともわからない！優しくしたり、抱きしめたり、手繋いだり。勘違いしそうになるの！だけど最後には選ばれない…だったら、』
だったら、いっそ。
『優しくしないで！期待させないで！』
目の前は滲んで、霞んで、何も見えない。あべがどんな表情で私を見下ろしているのかすら、もう見えないよ。
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まのか(プロフ) - もう超超超楽しみに待ってました＾＾ そして今後の展開も楽しみで仕方ありませんｗ 三人とものルートを全部読みたいｗｗｗｗ また正座してまってますｗ (2020年9月14日 21時) (
レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
haruhiro(プロフ) - 初めまして、このお話大好きです！更新ありがとうございます！！嬉しいです！これから読ませていただきます。とっても楽しみです！！ (2020年9月14日 3時) (レス) id: 3aa3111f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年9月14日 0時
