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次に目を覚ましたら、康二くんの温もりはベッドから消えていて、代わりに味噌汁のいい匂いとトントン、と心地よい包丁の音が聞こえた。
むくり、と体を起こし、ベッドを後にする。
寝ぼけ眼をこすり、キッチンに立つ康二くんを覗いた。
【おはようさん、よう眠れた？ご飯もう出来るから待ってなあ。】
座っとき、という康二くんに甘えて。おはようを返してからテーブルの前に座ってじっと待った。スマホを確認しようと開いたけれど、特に何の連絡も入っていなくて、登録してある通販サイトからのメールが並んだメールボックスをそっと閉じた。
がっかり、と言うべきなのか。どう言うべきか。
あべからの連絡が昨日の電話で途切れているトーク画面をじっと見つめる。スクロールすれば、毎晩のように電話をした履歴や他愛もない話をしていたやり取りが一部始終そこには明記されていて、また目がじゅわ、と濡れる感覚に襲われそうになった。
【お待たせ〜康二特製モーニングやで〜！】
白米、お味噌汁、おかずを出してくれて、康二くんは私が箸をつける度に美味しい？どう？と不安げに聞いてくるから、おかしくて笑ってしまった。
『大丈夫、全部美味しいよ？』
【よかったあ…好きなだけ食べてな？】
そうやって康二くんが紛らわせてくれる間だけは、目の前の現実から目を逸らすことが出来た。
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まのか(プロフ) - もう超超超楽しみに待ってました＾＾ そして今後の展開も楽しみで仕方ありませんｗ 三人とものルートを全部読みたいｗｗｗｗ また正座してまってますｗ (2020年9月14日 21時) (
レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
haruhiro(プロフ) - 初めまして、このお話大好きです！更新ありがとうございます！！嬉しいです！これから読ませていただきます。とっても楽しみです！！ (2020年9月14日 3時) (レス) id: 3aa3111f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年9月14日 0時
