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フードコートでお互い好きな物を買ってきて、食事を済ませた。次はどこ行く？なんてカップルみたいな会話を繰り広げては、周りから見られてる関係とはちがうんだけどな、と心の中で自虐していた。
そんな私の心を読んだかのように。
刹那、鳴り響いた着信音。
ざわ、と胸が嫌な予感を知らせる。
まさか、そんなはずあるはずない。
不安の渦の中、あべを見つめる。
「はい、」
聞こえてきた、声。
" 亮ちゃん、助けて… "
その呼び方、は…。
「なっちゃん、落ち着いて、何があったの。」
−−−ざわつく胸の、とっかかりの正体。
まだ消えない、彼女の存在が、私を追い詰める。
あべはうんうん、と夏月の話を真剣に聞いているけれど、私はそんなことどうだってよくて、消えてくれない存在に怯えていた。どうして、今。やっとあべがこちらを向きつつある今なの。
ピ、とスマホをタップして電話を終えたあべが、こちらを見て、何か言いたげな顔をしている。私は今、どんな顔をしてる？
想像してしまう、この先の最悪のストーリー。
「A、ごめん。俺、あの…」
あべが私を置いて、夏月の元へ駆けつける、というストーリー。
物語はいつだって、ヒロインが優遇される世界。
今日も、そうやって、時は過ぎていく。
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まのか(プロフ) - もう超超超楽しみに待ってました＾＾ そして今後の展開も楽しみで仕方ありませんｗ 三人とものルートを全部読みたいｗｗｗｗ また正座してまってますｗ (2020年9月14日 21時) (
レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
haruhiro(プロフ) - 初めまして、このお話大好きです！更新ありがとうございます！！嬉しいです！これから読ませていただきます。とっても楽しみです！！ (2020年9月14日 3時) (レス) id: 3aa3111f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年9月14日 0時
