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大学の最寄りから30分そこらで、大きなショッピングモールのある駅に辿り着く。夏休み、ということが相まって、それなりの人ごみが出来上がっている。
「はい。」
差し出された手を、取っていいものか、否か。
揺れ惑う私を置き去りにして、あべは痺れを切らしたのか、ぱっと私の手を掴んだ。
『ちょ、！』
「残念、時間切れ。早くしないと色々見て回れないでしょ？」
あっという間にあべに言われるがままに歩き始める。
彼は呑気にフロアガイドを見ながらどこ行こうかなー、と考えているけど、私はそれどころではなくてもう頭がいっぱいいっぱいだった。
寝言の 真意もわからないままなのに、私とは手を繋ぐ。期待しちゃいけない、ってわかっているつもりなのに、鼓動は急ぐばかり。
ぐるぐる、出口の見えない迷路に迷い込んだ思考は、あべの買い物に付き合っている間もずうっと終わりが見えなかった。
たった一言で解決することはわかってる。
−−−あべはまだ夏月のことが好き？
違うよ、って言ってくれれば、このもやもやも、不安も、全て吹き飛ぶのに。聞けないのは、そうだよ、って言われるのが怖いからだ。意気地無しな私のせい。
「疲れてない？ちょっと休憩しよっか。」
お昼は回っていたし、ご飯を食べにフードコートへと向かった。
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まのか(プロフ) - もう超超超楽しみに待ってました＾＾ そして今後の展開も楽しみで仕方ありませんｗ 三人とものルートを全部読みたいｗｗｗｗ また正座してまってますｗ (2020年9月14日 21時) (
レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
haruhiro(プロフ) - 初めまして、このお話大好きです！更新ありがとうございます！！嬉しいです！これから読ませていただきます。とっても楽しみです！！ (2020年9月14日 3時) (レス) id: 3aa3111f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年9月14日 0時
