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目が覚めた時、大介の温もりはなくて、ぼやっとしたまま体を起こす。太陽は既に昇っているようだ。
『だいすけ…どこ…』
あんな夢を見たからか、大介に大事に閉じ込められていたからか。寂しさがぐんぐん上がって、震えてきた。ぐ、と唇を噛み締めて、必死に堪える。
《んあ、A起きて…》
大介は蹲る私を見て、言葉よりも先に歩み寄ってくる。
《一人にしてごめんね。よしよし。》
『…やだ、許さないもん、ばか。』
《んー、佐久間さんが馬鹿だったね、ごめんごめん。》
トントン、と背中を優しく叩いて、頬を撫でた。
『なに、わらってんの…』
《いやあ、朝から甘えられるとキュンときちゃうなあって。》
『…思ってない。』
《ええー、ほんとなのに！》
まだ少し濡れた、何も纏わない上半身に指を這わせた。割れた腹筋が綺麗に浮き出ている。
《なーに、変態ちゃん？》
『違うもん。』
《えっちな子、俺好きだよ？》
『うるさ…っ。』
言い切るより先に噛みつかれて、もう今は大介のこと以外考えなくていいや。そう思った。
『がっこ、行かなくて、いいの？』
《ふは、もう今更でしょ。》
一限の始まりの時間はとうに過ぎていて、初めて大学をサボった。ちょっとだけ、いい気分になれた。
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まのか(プロフ) - もぉぉぉぉぉぉぉ！！最高ですっ！一気に読ませてもらって 仕事の疲れが吹っ飛びました！ｗ更新楽しみにしてますね＾＾ (2020年8月11日 20時) (
レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
セン(プロフ) - すごい面白くてあっという間に読んでしまいました。続きを楽しみに待ってます。 (2020年8月11日 19時) (レス) id: 0585149188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年8月5日 0時
