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大学までは徒歩十分圏内の佐久間くんの家。歩き始めたら、周りには同じところへと向かう学生たちが、あちらこちらにいて、それなりに有名な大学だったことを久しぶりに思い出した。
《どう？後悔してる？》
『佐久間くんは、どうなの？』
《俺？んーまあ、好きな子は甘やかしたいからなあ。満足？》
ふへ、と間抜けな顔で笑う彼からは、こんな関係求めていないはずなのに幸せそうで、申し訳なさが引き立つ。
『佐久間くんは、それで、いいの？』
《いーよ、俺のとこ来てくれんならそれで。》
太陽のように眩しい笑顔は、私には勿体ないよ。もっと他にいっぱいいるのに、と言えば怒られる、かな。
《てかその佐久間くんってやつ、やめない？もうそんな仲じゃないっしょ。》
そんな仲じゃなくなった、私たちは、あべの目にはどう映るのだろう。そればっかり気にして、目の前の彼を映さないことは、私の罪か。
《じゃあ大介、って呼んで？》
『だい、すけ？』
《くあぁ！いただきました名前呼び！》
なにやら喜びを噛み締めて興奮する彼に、ふふ、と笑いが漏れた。なんか、久しぶりに笑ったな。
《やぁっと笑った〜。》
大介、も同じことを考えていたようで、張り詰めていた心が少し綻んだ。
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まのか(プロフ) - もぉぉぉぉぉぉぉ！！最高ですっ！一気に読ませてもらって 仕事の疲れが吹っ飛びました！ｗ更新楽しみにしてますね＾＾ (2020年8月11日 20時) (
レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
セン(プロフ) - すごい面白くてあっという間に読んでしまいました。続きを楽しみに待ってます。 (2020年8月11日 19時) (レス) id: 0585149188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年8月5日 0時
