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第4話 ページ23

「………」
コバヤシさんと私を除いた方々が、8人くらいで集まってる....のでしょうか。

六人ぐらいで真ん中に固まっているグループと、端にいて二人だけのグループ.....

「....あ、の.......」
私は迷わず、そこにいた二人に声をかけてみる。
なんだか仲間外れのようで.....寂しい。

「ん...?.....ユウー、この人が例の....」
「あぁ。コイツがコナカミユキだ。不幸な相手に触れると、その不幸を肩代わりできる....いわゆる、『自己犠牲』ってヤツだ。」

水色のショートカットの女の子と、『ユウ』と呼ばれた女の人は、こちらを見て何やら二人で話し込んでいる。
......私なんかを、無視して。

「…すまねぇ、せっかく来たのにな。」
『まぁ座れよ』と近くの砂を叩き、私にそこへと座るように促す。
そこはユウさんの座っているようにほぼほぼ直射日光に当たっているようなものではなく、水色のショートカットの子のように日陰に余裕で当たれるような場所。

...なんで、こんなことするんだろう

「あー、えっと.....あたしはキンジョウナツメさー!よろしくなー!」
「アタシはミタケユウ。...ここ全員の能力を知っててだな、これからの展開を大抵予想できるぜ。」

「ユウさんとナツメさん....ですか。私のことは聞いてるようですけど、....なん」
と、
私がそこまで言いかけると、即座にユウさんが「同年代なんだし敬語は止せよ。それと..なんでアンタらのことを知ってるかは、まだ秘密だ。すぐにバラしちまったら面白くねぇだろ?」と遮る。

...そこまで知られたくないのかな。

「あ、そうだ。他の奴等のとこにも行ってやれよ。アタシは、アイツらにとっちゃ除け者なんだからな。.......っと、んなこと言うと....アンタなら余計に居たくなるか?お前ってマジ優しいよなぁ。」

すごい。
...まるで、人の心を完璧に読めるコバヤシさんのように、私の心情を解いて見せた。

「あたしたちは気にしなくて大丈夫さー!」
「....まぁ、無理に行けとは言わない。どうする?」

.......
...今は、少し調子がいいから....

「あ、あの.....皆のところ、行ってきますね!」
私が皆の所へ行こうと歩き出した瞬間、からかうようなユウさんの声で「寂しくなったら来いよー?」と背後から声がかけられた。

無言で頷くと、私も皆のところへと歩き出した。

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神桜 - 久しぶりの更新 (2019年7月21日 3時) (レス) id: d3db07a9e6 (このIDを非表示/違反報告)
神桜 - 体調崩して、暫く更新できないです.... (2019年5月24日 14時) (レス) id: d3db07a9e6 (このIDを非表示/違反報告)
神桜 - かほりさん» おぉ...!!ありがとうございました!! (2019年5月23日 13時) (レス) id: d3db07a9e6 (このIDを非表示/違反報告)
かほり(プロフ) - なってますのでではなく載ってますのでです (2019年5月19日 16時) (レス) id: 5d3fef41b7 (このIDを非表示/違反報告)
かほり(プロフ) - 非公開になってました… すいません 今度の今度はなってますので、、、 (2019年5月19日 16時) (レス) id: 5d3fef41b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神桜 | 作成日時:2019年5月11日 21時

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