4話 ページ5
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錆「はァ…ッ、は ぁ……、きっつ…」
義「そろ、そろ…着く…!」
二人は体力があるとはいえ、七日間も戦闘に晒されていたら流石に疲れが頂点に来ていた。
それは真菰も同じ筈なのだが…
『真菰〜、揺れは大丈夫かい?』
真「うん、私は大丈夫だよ、それにとても暖かい…
でも、そろそろ二人が倒れそう」
と、こんな感じでAに背負われていた為、幾分かは楽らしい。
『んー…あ、そうだ!真菰、そろそろ歩けるかな?』
真「うん、Aがずっと背負っててくれたおかげで結構体力回復したし大丈夫だよ」
そう言うとゆっくり真菰はAの背から降りた。
『一寸揺れるかもだけどごめんね?』
と、二人を
──横抱き???
義・錆「「なっ…!?」」
『何だ、思ったより軽いなぁ…ちゃんと食べてる?』
そう問い掛ける表情に苦など一切見当たらずその言葉は本当らしい。二人は疲れが溜まっていた為反抗が出来ず、顔に手を当て耳まで紅く染まった表情を隠すように大人しく(?)横抱き─姫抱きにされて鱗滝家まで向かった。
錆「なぁ、A…ッ、これ、(顔……近い…ッ!)」
義「………ひとりで、歩ける…(どきどきする…から、離れさせて欲しい…ッ)」
『ん?どうしたの?まだ辛い?』
と、ふわりとAが笑顔になると
義・錆「「〜ッ、ナンデモ、ナイデス……」」
と、蚊の鳴くような声で呟いていたのは別のお話。
真「(A格好良いなぁ…)」
錆「(ッあぁもう、心臓が持たねぇ……)」
義「(…精神集中、精神集中…俺は動揺してない、動、揺して、ない…!)」
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ゆりか(プロフ) - お話終わりなんですか?(TT) (2020年8月17日 22時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
みたゃらしちゃ(プロフ) - きのみさん» ありがとうございます!! (2019年9月16日 20時) (レス) id: 677809eb29 (このIDを非表示/違反報告)
きのみ(プロフ) - 夢主ちゃんかわゆす (2019年9月16日 20時) (レス) id: b48d9d3d8e (このIDを非表示/違反報告)
きのみ(プロフ) - シリアスものんびりもどっちも好きなので大丈夫です (2019年9月16日 15時) (レス) id: b48d9d3d8e (このIDを非表示/違反報告)
みたゃらしちゃ(プロフ) - きのみさん» ひゃぁぁもうなんか、、好きです…これからも精一杯書かせて頂きます…(´;ω;`) (2019年9月16日 13時) (レス) id: 677809eb29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みたゃらしちゃ | 作成日時:2019年9月14日 22時