みたらし、さんじゅうに ページ9
ある日届いた企画書。
渋谷に渡すように。と言われた為、
猫舌の癖してあっちあちとコーヒーを飲んでいる
渋谷先輩に差し出す。
『なんやこの茶封筒』
「企画書です」
『ふーん…』
この数ヶ月間これと決まった仕事は無く、
数々の雑用をボソボソとこなす日々だった。
茶封筒をさっと見、仕舞いこんだ先輩。
「渋谷先輩、
『…こっち来て』
数ヶ月で分かったこと。それは、
私を甘やかす時はキツいアーモンドアイが
目尻が下がりふにゃんとする優しい色になる事。
「すばる」
まだまだ呼び慣れない名前に照れながらも
すばるが座っているデスクチェアに向かう。
『お前は罪悪感とか無いんか(笑)本間にー』
「すばるが無い癖してどーして私にあるの(笑)』
_ほら、ま、座りや。
窓際から差し込む日に目を細めながら
すばるの上に座り指を絡めてみる。
『えっろいわー』
それはどっちの台詞なんだろう
すばるのサムサラの匂い。
廃盤になったけれども今でもすぐに思い出す。
ふわふわと波打つ肩までの髪。
御手洗場で繰り広げられた同期たちのお情けを
思い出した。
(かっこいいけどロン毛はねー無口だし)
(いい年してどーなのーAハズレくじじゃーん)
すばるの無口は人見知り。
すばるはロン毛がよく似合う。
当たりくじだよ馬鹿野郎な同期達め。
こんなに分かりやすく私を愛してくれるすばる。
「んんっ」
突然の激しいキスに頭がクラクラする。
『ほら、集中しー、…ん』
「ぅはぁ、、」
『印』
すばるが自分の左耳のピアスを抑える。
はっ、として、
自分の右耳のピアス穴を抑えた。
423人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クロエ(プロフ) - まなさん» まな様ありがとうございます(涙)更新直後のコメントとっても嬉しいです、何回も更新するする詐欺になってますが更新した際はまたこの小説を楽しんでやってくださいT^T (2015年12月15日 7時) (レス) id: c6addb1ec5 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - おかえりなさい!大好きなので続けてほしいです...(*´`) (2015年12月15日 0時) (レス) id: f29044c838 (このIDを非表示/違反報告)
クロエ(プロフ) - しゃけくら。さん» しゃけくら様!コメントありがとうございます!こんなお恥ずかしい文章を応援して頂けるなんて嬉しいです!ゆるゆるとですが頑張らせて頂きます! (2015年5月17日 13時) (レス) id: c6addb1ec5 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけくら。(プロフ) - 最近ご無沙汰してて今追っかけて読んでたらお星様赤色になっててびっくりしてます( ˙-˙ )おめでとうございます!!身体に気をつけて、これからも応援させていただきます(●´ω`●) (2015年5月17日 9時) (レス) id: a154c10ee9 (このIDを非表示/違反報告)
クロエ(プロフ) - ミッキーさん» ミッキー様!またまたコメントありがとうございます!!うわぁ!嬉しいっ!ぐんぐん調子が良くなってきたのでぼちぼちとですが更新させて頂きます! (2015年5月14日 19時) (レス) id: c6addb1ec5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クロエ | 作成日時:2015年3月29日 15時