【鬼滅の刃】あほの呼吸【魔法少女】

なたぐもやま ページ11

夕日も沈みかかったその頃


累は少しピリピリしていた


なんでも鬼殺隊の人が数人入ってきたらしい




お母さん達もどこかへ行ってしまった




おそらく戦いに行ってしまったのだろう



私もそっとそこから抜け出してきて今は森の中だ


今淡々と語っているけど実は結構焦っている






累達は私の血によって強化されている


ならば炭治郎達原作どうりに倒すことができるのだろうか





否



無理に近い




累は愚か


お母さん達ですら下弦近くまで強化してしまったのに…





累に至っては上弦にいてもおかしくないくらい強化されてるはずだから



恐らく犠牲者の数はは格段に跳ね上がる


もしかしたら柱の人達までも重傷をおってしまうかもしれない



と
言うわけでその戦力分を僕で補わなければならない



が



刀はないから呼吸は使えないし




魔法少女になってもいいけどあとから収集つかなくなりそうだしでかなりやばい




ﾄﾞｽｯ


やっべなにかにつまづいた


『』

下を見たら言葉を失った


苦しそうに顔を歪めて血溜まりに埋もれながら息絶えている人がいた



正直吐きそうになった


覚悟を決めてみるならまだしもいきなりはキツいｯｯ!!



それに僕今蹴っちゃったよ?!?!

祟られるぅｩｯ!!!!!



でもその隊士は刀を持ったまま息絶えていた

最後まで戦う意思を捨てなかったのだろう…
そして血の色から見るに数分前に殺されたばかりだろう



僕はそっと握り閉めていた刀を持ち上げた



『…悪いけど借りるね大丈夫君の意思は引き継ぐよ』



そう言いながらその人の顔についている血を拭った


埋葬する事は出来ないけど

これくらいなら…



大きく太い安心感のある木に冷たくなった体を立てかけてあげた


心做しか先程よりも穏やかに見える





『良く…頑張ったね』


頭をゆっくりと撫でてその場を後にする








もう犠牲者は増やさせない

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